作成者別アーカイブ: 京都 アカデメイア

今日はあの哲学者の誕生日

大窪善人

「いかに感嘆しても感嘆しきれぬものは、天上の星の輝きと我が心の内なる道徳律」

4月22日は、偉大な哲学者イマヌエル・カントの誕生日。
1724年、プロイセンはケーニヒスベルクで馬具職人の四男として生まれました。
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京アカ批評鍋 第17弾 開催決定

 

京アカ批評鍋 第17弾の開催が決定しました。
今回取り上げるのは『失踪の社会学』( 中森弘樹著、2017年、 慶應義塾大学出版会 )。

<失踪とは何か。
その不条理さ、不可解さ、やりきれなさは、何に由来するのか。

現在でも日本国内で年間に数千件規模のペースで生じている隠れた社会問題、失踪―。
失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、あなたや私がそこにいる、
という一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。 > (内容紹介より)

日時 : 4月28日(土)19時~21時(予定)
会場 : 北大路 ゲストハウス・カンノコ(京都市市営地下鉄烏丸線 北大路駅スグ)
参加費無料(参加無料ですが、鍋代としてカンパをいただければ有り難いです。)

今回は著者の中森弘樹氏にもご参加いただきます。
ご興味のある方はぜひこの機会に。

このイベントは、参加者と鍋を囲みながら、毎回一冊の本を取り上げて
感想などを言い合うという会です。
お問い合わせなどはこちら。
kyotoacademeia(at)gmail.com (at)を@にして送信。

これまで取り上げた本

 

正しい本の読み方「週間 京都アカデメイア塾」No.01

大窪善人

学びの愉しさ、面白さをお伝えしていく番組「週間 京都アカデメイア塾」がスタート! 第1回目のテーマは”正しい本の読み方”。
京都アカデメイア塾講師の大窪と生徒のかをりさんと考えていきます。
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3月17日(土)「アジール空堀」での講演のお知らせ(舟木)

京都アカデメイア会員の舟木です。イベントのお知らせをさせていただきます。

3月17日(土)の午後、大阪で開催されるイベント「アジール空堀」で私が講演することになりましたので、お知らせいたします。定員35名、参加費1200円です。講演の後の食事会は定員20名、2500円です。

講演は大阪府社会福祉会館(大阪市中央区谷町7丁目 tel 06-6762-5681)にて、開場13:45、講演14:20~16:00 、質疑16:10~16:50です。食事会はビストロギャロ(大阪市中央区瓦屋町1-1-1 tel 06-6762-1016)にて、17:30~です。

お申し込み・お問い合わせは舟木 nafuko*hotmail.com まで。どなたでもご参加ください。(*に@を入れてください)

「アジ―ル空堀」とは、世話人の橋本康介さんを中心とするメンバーが月1回、大阪の空堀通り周辺で文学や思想、芸術などに関連したイベントを開催し、料理とお酒を楽しみながら世代を超えて交流する大人の文化サークルです。これまでには、労働問題研究の第一人者である熊沢誠さん、歌人の道浦母都子さん、詩人の金時鐘さん、浪速の歌う巨人パギやん(趙博)さん、ちんどん通信社の林幸治郎さんなど、錚々たる顔ぶれが出演されています。楽しい仲間が集まる自由な空間、という意味で橋本さんとお仲間が漠然と「アジール空堀」と命名したそうです。

昨年秋に「アジール」でネット検索して出てきたこのイベントに「何だこれは?」と思いながらとりあえず参加し、橋本さんに「私、アジールを研究している者ですが…」と自己紹介すると「じゃあ、今度このイベントでアジールについてレクチャーしなはれ!」となった次第です。アジールとは何か、アジールの歴史と諸形態、現代におけるアジールの可能性、などについて、わかりやすくお話しさせていただこうと思っています。多数のお越しをお待ちしております。

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トークイベント「ハンナ・アーレントとハンス・ヨナスの思想」のお知らせ

百木です。京都アカデメイアのイベントではないのですが、ひとつ宣伝させてください。
私事ですが、このたび、博士論文を元にしたアーレントのマルクス:労働と全体主義』という単著を上梓いたしました。アーレントの二つの主著『全体主義の起源』と『人間の条件』の間を繋ぐミッシング・リンクとして、アーレントのマルクス研究・批判を読解する、という内容です。そこから「労働と全体主義の親和性」を思想的に明らかにすることを試みました。
この出版に関連して、1月に『ハンス・ヨナスを読む』を上梓された戸谷洋志さんと出版記念トークイベントを開催することになりました。アーレントとヨナスはともにハイデガーの弟子であり、ナチスのユダヤ人迫害を逃れて米国へ亡命した思想家であり、また生涯をつうじた友人でもありました。ヨナスはこれまで日本で紹介される機会は少なかったのですが、若手研究者の戸谷さんが積極的に紹介を進めています。
予備知識不要、本を読んでなくても大丈夫ですので、ご関心とお時間が合う方は、どなたでもお気軽にご参加ください。

場所 TKPガーデン東梅田 ミーティングルーム7C
料金 1000円(当日現金精算) 定員 20名
申込方法 ウェブフォームまたは清風堂書店さん店頭、電話にてお申込み下さい。
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第4回 京アカゼミ「アジールの現在と未来」レビュー!

 

 
昨年から始まりました、京都アカデメイアの会員による持ち回り形式の自主ゼミ企画、京アカゼミも、今回で4回目を無事迎えることができました。

今回は、去る2月24日の総会後に、10名弱の方にご参加いただき、会員の舟木徹男さん(龍谷大学非常勤講師)から「アジールの現在と未来ー網野善彦の無縁論をどう読むか?」と題してご報告いただきました。 続きを読む

【告知】 第4回 京アカゼミ「アジールの現在と未来」開催!

次回の京都アカデメイアゼミを担当させていただく舟木です。
日時は2月24日(土)15時30分〜 左京西部いきいき市民活動センターです。テーマは「アジールの現在と未来―網野善彦の「無縁」論をどう読むか?」です。

私の関心はアジール論ですが、こんどの発表では現代においてどのような領域や形態でアジールの形成が可能なのかについて、歴史家の網野善彦の無縁論の読解を通じて考えてみたいと思っています。網野はアジール現象の背後にある原理を「無縁の原理」と名付けましたが、現代社会においてそれがどのような形で発現するのかについては、言及することなく没しました。今度の発表では網野の著作『無縁・公界・楽』に残された言葉を手掛かりに、西洋の思想史で「自然法」の名の下に考察されてきたテーマが「無縁の原理」の発現形態に相当に重なることを確認し、そこから、自然法(権)の名のもとに実践される「市民的不服従」など、国家の「公」とは異なる水平軸の「公共性」を求める運動に、現代におけるアジール形成の可能性を探ってみたいと思います。

他方、「無縁」と「自然法」を単純に同一視することもできません。「自然権」を出発点として個人の基本権の思想を築いた西洋とは対照的に、日本では、個人が「世間」の圧力を常に意識し、これを「忖度」して日々の行動を調整することが今も求められます。ところが皮肉なことに、「世間」の語は、かつては「公界」(網野は、これが中世において「無縁」と同義で使われていたことを指摘しています)とほぼ交換可能であったらしいのです。ここから、日本人にとっての「世間」と公共性、および「世間」とアジールの関係などについても議論できれば、と思っています。皆さんバシバシ突っ込んでください。

どなたでも無料で参加可能ですので、関心ある方はぜひご参加ください。

<第4回京都アカデメイアゼミ>
テーマ: アジールの現在と未来―網野善彦の「無縁」論をどう読むか?
日時 : 2月24日(土)15時30分〜
場所 :  京都市左京西部いきいき市民活動センター
報告者:舟木徹男
※誰でも参加可、参加無料、予約不要

無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー (150))

無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー (150))

 

第3回「京アカゼミ」開催します!

 

 
京都アカデメイアの会員が、毎回、自身の専門分野について発表するイベント「京アカゼミ」。
第3回は、中森弘樹さんが担当いたします。

日時:11月18日(土)12:00〜14:00頃
場所:ゲストハウス「カンノコ」京都市市営地下鉄烏丸線 北大路駅スグ

テーマ:別れはなぜ在るのかーー『別れの社会学』序説(あるいはその構想)

参加無料。

報告者プロフィール:
1985年生まれ。2015年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学・立命館大学・京都造形芸術大学非常勤講師。
著作に、「網野善彦――『無縁』の否定を超えて」(大澤真幸編『3・11後の思想家25 別冊大澤真幸 THINKING「O」』左右社、2012年)、「失踪者家族の悲嘆」(髙木慶子・山本佳世子編『悲嘆の中にある人に心を寄せて』上智大学出版、2014年)など。
近著に、2017年10月刊行の『失踪の社会学』(慶應義塾大学出版会)がある。


失踪の社会学:親密性と責任をめぐる試論
中森 弘樹
慶應義塾大学出版会(2017-10-14)

 

本企画に関するお問い合わせ等については、お問い合わせフォームまたはkyotoacademeia□gmail.com(□に@を入れてください) までお尋ねください。

 
前回のまとめはこちら
第2回 京アカゼミを開催しました