月別アーカイブ: 2015年7月

8月4日 山の学校で「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む」を開催します

 

8月4日に北白川学園 山の学校で京都アカデメイア・イベントを開催します。

世界に触れる社会学
―宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む―

銀河鉄道の夜2

詩人・童話作家の宮沢賢治の作品 『銀河鉄道の夜』を読み解きながら、現代社会における「自我」の問題、「社会」の問題、そして、わたしたちが社会を生きることについて考えます。

8月4日(水)16:00~
北白川学園 山の学校
(京都市左京区北白川)
講師:大窪善人
参加費無料、要事前申込み※
主催:京都アカデメイア
協賛:山の学校     

場所は瓜生山・京都造形大近くにある素敵な場所ですので、ぜひお越しください。

※申込みは、京都アカデメイア kyotoacademeia@gmail.com までご連絡ください。

 

「やっぱり知りたい!京都学派」 第1回「京都学派MAP」を開催しました

 
いよいよ、満を持してスタートした「やっぱり知りたい!京都学派」/中島啓勝 (京都アカデメイア塾×GACCOH/やっぱり知りたい!シリーズ)の第1回目「京都学派MAP」を開催しました。

告知エントリ

全3回シリーズで、初回は「京都学派」がどうして生まれたのかという誕生前史から、西田幾多郎、田辺元、三木清をはじめとする主要メンバーの相関関係までをレクチャーしました。

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大正期の教養ブーム、そして、「非東大」を掲げて独自路線を選んだ京都大学の位置づけなどの背景知識を押さえつつ、「京都学派」の誕生に迫ります。

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参加者のために中島さん、GACCOHさんが手作りした「京都学派人物カード」。授業の進行に合わせて並び替えたりメモを書き入れたりと楽しく学べました。

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次回の「思想編」もどうぞお楽しみに!

文・写真:大窪善人

 
<関連記事>

京都アカデメイア塾 中島さんの個人授業も受付中です。
【京都アカデメイア塾】 授業紹介:京都学派をまなぶ
授業紹介:京都学派をまなぶ/YouTube
鉄板classe vol.1『あさりが教えるボクらの未来』を開催しました
 

京都アカデメイア塾サイトにFAQを作りました

久しぶりに京都アカデメイア塾サイトを更新して、FAQを作りました。

 

FAQ | 京都アカデメイア塾

 

しかし内部の者が質問項目を考えるのは難しいですね。もし京都アカデメイア塾に関してご質問があればどしどしお寄せください。

下重暁子『家族という病』:なぜ家族は病なのか?

大窪善人
 

 
下重暁子さんの『家族という病』が売れている。発売1ヶ月で7刷りだといいます。
この本は、作家・エッセイスト、元テレビ・アナウンサーである著者が、一人称で家族について綴った内容になっています。内容的にはとくに奇抜な見方や主張が書かれているわけではないと思うのですが、にもかかわらず多くの人をひきつけているのはなぜでしょうか。
続きを読む

8月9日 第14回 批評鍋 北条かや『整形した女は幸せになっているのか』を開催します 

 

毎年好例の京アカ夏まつりイベントのお知らせです。

今年は「批評鍋」に素敵なゲストをにお迎えいたします。

第14回 批評鍋は、北条かやさんの『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)をとり上げます。

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<内容紹介>
顔さえ変えれば、うまくいく?
あっけらかんとした「公言」に留まらず、手術前後をブログで「実況」するモデルまで出現し、ますますカジュアルになっていく「美容整形」。ある調査によれば、18歳~39歳の日本人女性の実に11%が、整形経験者であるという。スマホで手軽に写真撮影・アップロードができ、これまで以上に「見た目」で判断される機会の増えた現代社会。時に美しさは、幸せになるための必要条件であるかのように語られる。美しく生まれた女が幸福に近いのであれば、美しさを「手に入れた」女もまたそうであると言えるのか。現代社会だからこそ出現したこのいびつな問いに、社会学の俊英が挑む。あなたのモラルは、どこまで許す? 
(Amazon.comより)

日時:8月9日(日)19時からニコニコ生放送にて放送予定。
そして、著者の北条かやさんにスカイプにてご出演いただきます!!
批評・言論の最前線からどのような思考やメッセージが放たれるのか、乞うご期待。

放送URL : http://ch.nicovideo.jp/kyoaca (京都アカデメイア・チャンネル/ニコニコチャンネル)
※試聴にはニコニコ動画の登録(無料)が必要です。アカウントをお持ちでない方はご登録をお願いします。

ぜひご覧ください。
また、当日イベントへの参加、出演希望の方も、こちら(kyotoacademeia@gmail.com) までお気軽にご連絡ください!

 
<関連動画>
京アカ 批評鍋 #09 『キャバ嬢の社会学』/YouTube
 

鉄板classe vol.1『あさりが教えるボクらの未来』を開催しました

 
7月11日、鉄板classe(テッパン・クラッセ)inおっとうvol.1『あさりが教えるボクらの未来』を開催しました。

今回は「夜ごはんのついでに学べる時間をつくろう」をコンセプトに、トークやディスカッションだけではなくディナーも楽しんでいただくという、いつもとはかなり趣の異なるイベントとなりました。

会場は、大阪市営地下鉄谷町線、中崎町駅から徒歩すぐの鉄板焼「おっとう」さん。京都アカデメイアが遂に大阪に殴り込みです!

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第1回のテーマは「あさり」。

あさりの話?

あの、貝のあさり?

どういうこと?一体、何が始まるの?

こんな疑問が渦巻く中、それでもたくさんの方にご来場いただいた結果、最終的には何と定員を少しオーバーすることに!参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

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講演は三部構成でした。最初のコーナーでは、池波正太郎の時代小説を話の枕にして、江戸前の代表的な食材だったあさりの産地が現在に至るまでにどのように変遷していったのかを追いました。その過程で日本の近現代史が少し透けて見える場面も。

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続いては和辻哲郎の名著『風土』をきっかけに、「日本のあさり」が海を渡ってイタリアなど海外の様々な国で食べられ、そして養殖されている現状を紹介しました。和辻が「死の海」と呼んだ地中海では、何と日本国内よりも多くの「日本のあさり」が育てられているという衝撃の事実が明かされます。

そして最後に、あさりの「産地偽装」にまつわる隠れたトリックや生態系の破壊に話が及び、食のグローバル化の中で気づかないうちに静かに起こっていた問題とは何なのか、そして私たちはその問題をどのように捉える必要があるのかについて解説しました。

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講演後には質疑応答とディスカッションも活発に行われ、参加者の皆様にはありふれた食べ物であるあさりを通じて社会を考える意外さと面白さを堪能していただけた様子でした。

講演終了後は「おっとう」さんが自信をもって用意した特別なコース料理を皆様に楽しんでいただきました。もちろん、今回の主役であるあさりもワイン蒸しとしてテーブルに。永遠に食べられるんじゃないかと思うくらい身が厚くておいしいあさりでした(ただ食いしん坊なだけ)!
あさり

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そして、ディナーと並行しつつ、今回のもう一つの企画が開催されました。「今日の講演内容がちゃんと理解できているか復習する」という名目で大喜利に答えてもらう、その名も「復習大喜利」です!「(池波正太郎の写真を見せて)この人は誰でしょう?」「日本のあさりと西洋あさりの違いは?」など、次々出されるお題に対して、大喜利参加者の皆様は見事なまでに「ちゃんと理解できていない」答えを繰り出す展開に。異様な熱気に包まれて、もしかしたら本編より盛り上がっていたのではないでしょうか?こちらとしては嬉しいような悲しいような・・・。

とにかく異例の内容づくしだった「鉄板classe」。今後も様々なテーマで皆様と楽しく議論できるイベントにしていこうと思いますので、ご意見、ご感想、ご要望などございましたら、京都アカデメイアまで是非お寄せください。お待ちしております。

中島啓勝

<関連サイト>
鉄板焼おっとう/Facebook

 

青谷正妥先生から学ぶTOEFL

京都アカデメイア塾で英語クラスを担当している浅野です。今はその英語クラスでTOEFL対策をしています。どのように学習すればよいかを調べていたら、青谷正妥先生にたどり着きました。

 

本人による公式サイトはTrue Blue: 挑戦は続き続ける | 青谷正妥(あおたにまさやす)です。 ただしこの公式サイトはあまり整備されていません。青谷先生の実力を疑う人はまずTOEFL_iBT_Hong_Kongを見てほしいですし、動画が見たければhttp://aoitani.net/Go_on_AOTANI.wmv(衛星放送の録画への直リンクで、個人使用のみだそうです)にあります。

 

英語学習についての本は以下の2冊が出版されています。

 


CD付 英語勉強力―成功する超効率学習 (CD book)
青谷 正妥
ディーエイチシー(2005-10-05)

 


英語学習論: ―スピーキングと総合力―
青谷 正妥
朝倉書店(2012-09-25)

 

 

そのエッセンスはhttp://aoitani.net/TOEFL_Speech/TOEFL_Speaking_2009.pptのスライドにまとめられています。TOEFLiBTのSpeakingで問われるような、体で覚える手続き的知識が強調されています。

 

この本やスライドにも書かれていますように、http://aoitani.net/TOEFL_Speech/TOEFL_Speaking.docにはTOEFLiBTのSpeakingと同じように15秒考えて45秒話すという練習のための設問が非常にたくさんあります。私も今これを使って練習させてもらっています。ありがとうございます。自由会話などの他の練習問題や青谷先生によるサンプルアンサーもhttp://aoitani.net/TOEFL_Speech/から探すことができます。事実を即座に英語で表現するための題材はhttp://aoitani.net/Facts.doc、意見を即座に英語で言うための題材はhttp://aoitani.net/Opinions.docです。Writingをネイティブの方に直してもらったものはhttp://aoitani.net/Essay_Corrections/にあります。最初に示すべきだったかもしれませんが、TOEFLiBTの手引きはhttp://aoitani.net/TOEFL_iBT_Guide.docです。

 

そりゃこれだけやったらできるようになるだろうという根性論も彼の方法の特徴です。私もそうした考え方が嫌いではありません。

 

ところで、なぜこの記事中で青谷「先生」と表記しているかと言うと、私(浅野)自身、実は10年以上も前に青谷先生の英語講義を受けたことがあるからです。国際交流センターの近くに池があった頃は、亀か何かの生き物を観察している先生のお姿を見かけることも度々ありました。今もお元気に活躍されているようだとわかり、うれしく思うと同時に改めてすごさを感じたので、感謝と敬意(と自分の便宜)を込めてまとめさせていただきました。

 

映画『誰も知らない』から「幸いとは何か」を考える

大窪善人
 


誰も知らない [DVD]

バンダイビジュアル()

 

是枝裕和監督の映画『誰も知らない』(2004年公開)は27年前の1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」に取材した作品です。今回はこの作品から「幸いとは何か」について考えてみたいと思います。

物語は、ある親子(母けい子と息子の明)がアパートに引っ越してくるところからはじまります。大家には「夫が単身赴任で息子と二人で住む」と伝えるが、じつは4人兄妹で、持ってきたスーツケースには幼い次男と次女が隠れていました。

子供たちはそれぞれ父親が異なり、出生届もなく、学校にも通わせてもらっていません。昼間は母が仕事に出かけ、兄妹の面倒をみるのは長男の明の役目です。他の兄妹は家の中で見つからないように遊びます。そんなある日、けい子は新しい恋人ができたと言ったまま家に帰らなくなってしまう。そこから、子供たちだけの生活がはじまります。 続きを読む

第2回京都アカデメイア古典読書会「戦後70年の夏に丸山眞男を読み返す」のお知らせ

百木です。
本格的に暑い夏がやってきましたね。
第2回古典読書会のお知らせです。

<第2回京都アカデメイア古典読書会>

課題テキスト:丸山眞男「超国家主義の論理と心理」「日本ファシズムの思想と運動」
日時:8月1日(土)14~17時
場所:GACCOH(京阪出町柳駅から徒歩5分)
※参加費無料ですが、場所代としてひとり数百円程度のカンパをいただきます。

現代政治の思想と行動

超国家主義の論理と心理

前回はマックス・ウェーバー『職業としての政治』『職業としての学問』を読みましたが、今回は戦後70年目の夏にあらためて丸山眞男を読み返す、ということで、「超国家主義の論理と心理」と「日本ファシズムの思想と運動」という二つのテキストを読みたいと思います。

いずれも『現代政治の思想と行動』(未来社)または『超国家主義の論理と心理 他八篇』(岩波文庫)に収録されています。一番手頃に入手しやすいのは岩波文庫版かと思いますが、どのようなかたちのテキストをご参照いただいても結構です。
当日はレジュメ担当者が簡単な要約発表をしますので、ご関心ある方はテキストを読まれていなくてもご参加可能です。

あらかじめ参加人数を把握したいので、参加希望の方は事前にkyotoacademeia[@]gmail.comまたは百木までご連絡いただければ助かります。ぜひお誘いあわせのうえ、ご参加ください。

ちなみにその日の18時からGACCOHさんにて「やっぱり知りたい!ニーチェ」講座が開催されるそうです。
こちらは直接、京都アカデメイアとは関係ありませんが、関心ある方はこちらもどうぞ。

以上、よろしくお願いします。

7月24日開催 世界に触れる社会学#03「父なき時代」における家族の行方

 
7月24日(金)に世界に触れる社会学#03「父なき時代」における家族の行方 を開催します。

京アカ塾03 家族
 
京都アカデメイア塾「世界に触れる社会学」第3回のテーマは「家族」です。
従来、家族の中で父親が果たす役割は、”切断”や”秩序”、”倫理”などの規範的なカテゴリーにおいて捉えられてきました。しかし、いまやそのような「偉大な父親」というモデルは、どのくらいリアリティのあるものでしょうか。いわゆる「父性の弱体化」が生じた背景にはどのような理由があるのでしょうか。また「父(性)なき時代」における父親の役割としてどのような形が考えられるでしょうか。そして、そのことが与える社会的な影響はどのようなものでしょうか。一緒に考えてみましょう。
 
日時:7月24日(金)、19:00-21:00
場所:京都出町柳 GACCOH/参加費:1,000円
講師:大窪善人