浅野です。
2月8日にサイエンスルー(scienthrough)さんと阪大でお話をしてきました。参加者はそれぞれの団体から5名程度でした。以下の叙述はあくまでも個人的なまとめです。補足や訂正があればよろしくお願いします。
事の発端は昨年末にサイエンスルー関係者から京都アカデメイアにメールが届いたことです。後で聞いたところによると、他の大学に似たようなことをしている団体はないかとインターネットで検索しているうちに引っかかったとのことです。このようなことがあるなら、SEO(サーチエンジン最適化)をもっと真剣にやったほうがよいかもしれません。
今回が初めての話し合いだったので、お互いの団体がどのような活動をしているのかという紹介が主でした。京都アカデメイアからは次のスライドを使って紹介をしました。
サイエンスルーさんは2007年9月に大阪大学コミュニケーションデザイン・センターの集中講義を受講していた学生が、科学と社会とのつながりをもっと意識しなければならないと感じて団体を立ち上げたのが始まりだと聞きました。当初の活動は、
1.サイエンスカフェ
2.アウトリーチ活動
3.キャリアセミナー
の三本柱だったのが、現在では
1.合ケン(5分で自分の専門分野の研究発表をする)
2.ビブリオバトル
3.季刊誌
の三本柱に移行してきたそうです。その移行にはっきりとした理由があるわけではなく、活動内容がメンバーの自主性に任されている結果のようです。サイエンスルーさんの活動の詳細は以下の報告書をご覧ください。
京都アカデメイアとの類似点は
・総合的な知の追求(専門分化しすぎている現状への危機感)
・メンバーの自主的な企画
だと思います。逆に相違点は
・公的な(大学や行政の)基盤がある
・地域との関わりがある
の二点が大きいと思いました。阪大では大学として総合的な知の追求を目指しているようです。副専攻のような制度がそれなりに機能していると聞きました。また、地域との連携も密で、サイエンスルーさんが直接主催しているのではなくても、石橋キャンパスプロジェクトといった企画もその周辺で行われています。公認の学生団体として登録もされているそうです。
他方で京都アカデメイアのほうはこれまで自主的にあちこちで行われていた読書会などが母体となっています。また、キャンパスが比較的密集しているのでいろいろな学部から集まりやすいというキャンパスの特徴もあります。京大でもサイエンスカフェやビブリオバトルが盛んに行われているようです。自分たちはそうした近くの試みや団体を知らなさすぎると反省しました。
今後の展望としては5, 6月くらいに共同で何かをしようということになりました。何の企画をするにせよ口コミの参加者は重要で、その点でお互いに協力できそうです。
というような話をしてから飲み会に行きました。北千里の「栄ちゃん」という店はとにかくすごかったとだけ言っておきます。
参考:必見!とにかく豪快、愉快な名物炉端焼『栄ちゃん』(北千里 炉端焼) –
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