京都アカデメイア塾」カテゴリーアーカイブ

正しい本の読み方「週間 京都アカデメイア塾」No.01

大窪善人

学びの愉しさ、面白さをお伝えしていく番組「週間 京都アカデメイア塾」がスタート! 第1回目のテーマは”正しい本の読み方”。
京都アカデメイア塾講師の大窪と生徒のかをりさんと考えていきます。
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京都アカデメイア塾紹介動画

浅野直樹です。

 

年度替わりということもあって、京都アカデメイア塾の紹介動画をいくつか新しく作りました。

 

MBA総合個別指導 – 京都アカデメイア塾

 

TOEIC・TOEFL英語 – 京都アカデメイア塾

 

労働法入門 – 京都アカデメイア塾

 

英語入門 – 京都アカデメイア塾

 

英語の本を読む – 京都アカデメイア塾

 

 

 

2018(平成30)年京都府立高校入試解答速報

浅野です。

 

一昨日に行われた2018(平成30)年の京都府立高校入試中期の数学と英語を解いてみました。

数学は15分ほど時間を延長したものの、初見で全部解くことができました。

数週間前に行われた前期試験は以下です。

やはり前期のほうが難しいですね。

 

 

2018センター試験地理Bのムーミン問題と文化資本

浅野です。

 

先日実施された2018年センター試験の地理Bでムーミンに関する問題が出されたと話題です。賛否両論があるようです。

 

ムーミン舞台のセンター試験設問に疑問 阪大研究室  :日本経済新聞

 

センター試験地理Bのムーミン問題は良問。実はムーミンの舞台の国を問う問題ではない:データイズム:オルタナティブ・ブログ

 

上記のリンクなどを参照すると、否定的な論調の根拠はムーミンの舞台がフィンランドだとは限らないということで、肯定的な論調の根拠は地理の問題として消去法で解くことができるということのようです。

 

ここではその議論そのものに立ち入らず、別の観点を提示します。

 

私がこの騒動を知ってから最初に感じたことは、これは文化資本の問題ではないかということです。本件に即して言うと、ムーミンに親しむ可能性の高い上流階級の家庭出身の受験生が不当に有利なのではないかという問題です。

 

この問題が地理の問題として消去法で解けるとしても、ムーミンに親しんでいる人が有利だということは否定できません。ムーミンといえばフィンランドという知識でも解けてしまうからです(繰り返しになりますが、本記事ではムーミンといえばフィンランドということの妥当性は論じません)。

 

そして、実証したわけではありませんが、上流階級のしっかりした家庭のほうがそうでない家庭と比べてムーミンに触れる可能性が高いのではないかと推測します。

 

もちろんそのようなことを言い出すときりがないのは承知しております。例えば同じ2018年の現代社会では世界遺産にからめて富士山・知床・屋久島が出題されたのでそれらの近くに住んでいる人が有利ではないか、古文や日本史では全体的に京都の人が有利ではないか、といった具合です。しかしこれらの例は明示的な出題範囲に含まれるのに対し、ムーミンは含まれないので、より不公平感が強いとは言えます。

 

同じアニメでも深夜の萌えアニメに関する出題はおよそ考えられないことからも、大学入試センター≒国家が特定の文化を優遇しているのではないかという問題にもつながります。

 

ただ、何を出題しても特定の文化と関係することは避けられませんし、無難な問題ばかりだとおもしろくもありません。この2018年センター試験の地理Bのムーミン問題は工夫が凝らされていておもしろい問題だとも感じました。

 

文化資本という切り口があるのだということが伝わればこの記事の目的は果たせたと言えます。

 

哲学とは? その6:日本語で考えるということ

大窪善人

哲学とは何なのか?

“考えること”は”感謝すること”である、とハイデガーは述べました。
哲学とは? その2:考えることは感謝することだ

でも、この議論に納得できなかった人も少なくないでしょう。
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アウトライナー活用術:脳をスリープ状態から復帰させる

大窪善人

アウトライナーとは箇条書きの文章をつくるためのアプリケーションです。
(使い方、メリットについてはこちら→アウトライナーを3ヶ月くらい使ってみた結果

今回は私が便利だと思った使い方についてお話します。
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京都アカデメイア塾 受講者募集中!

百木です。
新年度ということもあり、京都アカデメイア塾の宣伝をさせてください。

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