平成とはどういう時代だったのか? コメントを残す 大窪善人 (1970年01月01日) 平成が終る。今月、政府は平成31年4月に天皇の譲位と改元を行うことを決定しました。 それに伴い、メディアでは平成を振り返る特集を組んでいます。ところで、その年表を見て感じたのは、「平成」という時代が、ひとつのまとまりとしてイメージできにくいということです。30年間のさまざまな事件、出来事を並べても、たんなる羅列というか、なんとなくフラットな印象があるのです。 続きを読む →
ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』:聖なる儀礼がむすぶ約束 コメントを残す 大窪善人 (1970年01月01日) “儀礼”とは、単なる飾り付けではなく、人と人ととを結びつける連帯の核である。こう主張したのは、フランスの社会学者 E.デュルケームです。 しかし、なぜ儀礼が重要なのでしょうか。 現在、TVアニメ放映中のマンガ『魔法使いの嫁』がヒントになります。 続きを読む →
G・バタイユ『魔法使いの弟子』 1件のフィードバック 大窪善人 (1970年01月01日) 「魔法使いの弟子」は、フランスの作曲家 ポール・デュカスの管弦楽曲。 ある日、雑用を言いつけられた魔法使いの弟子が、師匠のいぬまに水汲みの仕事をさせようと、ほうきに魔法をかける。しかし、見習いは魔法を解く呪文を知らなかったので、部屋はみるみる水であふれて大惨事。そこへ魔法使いが戻ってきて、辛くも救い出された。 バタイユは、恋愛について書いたこの本に〈魔法使いの弟子〉と名づけます。でも、どうしてなのでしょうか? 続きを読む →