月別アーカイブ: 2017年5月

永遠平和のために(番外編):立憲主義から法の支配へ

大窪善人




(1970年01月01日)

 
日本国憲法が施行されて今年で70年を迎えました。その一方で、政府は、とくに9条、安全保障の観点から憲法改正につよい意欲を示しています。

ところで、2年ほど前に京都アカデメイアの読書会で『憲法の条件』(大澤真幸・木村草太の共著)を取り上げたときに、「本書はなぜ「立憲主義」ではなく「法の支配」の問題を論じるのか」ということが話題になりました。当時の憲法論議の中心はもっぱら「立憲主義の危機」でした。

しかし、いまこの一見抽象的な「法の支配」が非常にアクチュアルなテーマになりつつあるのではないでしょうか。
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大学の外で研究者として生きていくことは可能か? Part.3 を開催しました

 
4月16日、波勢邦生さんをお招きしイベントを開催しました。

波勢さんは現在キリスト新聞社・関西分室研究員でキリスト教社会運動家の賀川豊彦の研究をされる一方、キリスト教について解説する動画配信やイベントの開催などさまざまな活動をされています。

今回は、研究の内容とともに、「研究者として生きていく」とはどういうことなのかについてご自身の経験を軸にお話いただきました。
以下、内容を簡単にまとめました。


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