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第4回模擬授業

百木です。
先日の模擬授業はお疲れ様でした。

中島さんの京都学派の話、面白かったですね。
個人的にも以前から興味のあった京都学派の概要がつかめて非常に勉強になりました。
そして中島さんの授業のうまさに感心しきりでした。

あえて減点するとしたら質問した人数が少なかったということでしょうか。個人的にはそのぶん、質疑応答の時間を削ってでも西田哲学の理論的な話が聞けたのでよかったのですが、「質問したかったのに時間がなくて残念だった」という感想がちらほら見られました(アンケート)。
このあたりは塩梅が難しいところです。引き続き、いかにして質疑応答&ディスカッションの時間を盛り上げるかが模擬授業の課題になりそうです。

次回は溝口くんに理系のテーマを扱ってもらう予定です。いかにして理系の人にも模擬授業に来てもらうか、を後期の課題にしたいです。もしご意見があればどしどしお寄せください。

第三回模擬授業お疲れ様でした。

百木です。

中森くん、模擬授業お疲れ様でした。司会の上野くんもありがとうございました。
講義内容はとても面白く、勉強になりました。ああいう理論社会学ってなかなか勉強する機会がないので。
模擬授業後に数名でご飯を食べに行ったときに、いくつか感想・要望を聞いたのでメモしておきます(個人の感想含む)。

・質疑応答、ディスカッションの時間がもっと欲しかった。あるいはディスカッションがもっと盛り上がるような工夫が欲しかった。
・中盤あたりでいちど図式を整理して欲しかった。二分法がいろいろと続いて連関がうまくつかめなくなってしまった。あるいは途中で確認の質問を受けつけて欲しかった。
・沢尻離婚問題の例などは具体的でわかりやすくてよかった。
・メールをしているときはどうか?テレビで見る有名人の場合はどうか?などの質問も面白かった。
・板書が丁寧でわかりやすかった。最初は原稿を棒読み的に感じたところもあったが、後半になるにつれ、聞き取りやすくなっていったと思う。
・全体的な時間の長さはちょうどよかった(2時間強くらい?)。
・司会の上野くんから学部生に振ってもらったのはよかった。

個人的にも、もっといろいろ質問&ディスカッションしたかったです(いちばん喋っていたのですが)
個人的に聞きたかったことをメモしておくと、

・行為動機をまったく理解できないような〈他者〉を理解することは不可能なのか?(例:テロリスト)
・事後的に見出される「真の行為動機」は果たして〈ほんとうの〉動機と呼べるのか?
・シュッツの場合、動機はあくまで個人的なものと理解されているが、集合的な動機は想定されていないのか?(これは質問で出ていましたね)
・結局、他者を正しく理解するためには何が必要条件となるのか?というか他者を〈正しく〉理解することは可能か?

などです。
どれもディスカッションで多少は言及されていたトピックなのですが、もっと突っ込んで議論してみたかったですね。中森くん、今度機会があればまた教えてください。

今回の模擬授業の良かった点・悪かった点を次回にどう生かせばよいのか、またスタッフ間で話し合ってみたいと思います。