京都アカデメイア塾」カテゴリーアーカイブ

京都アカデメイア塾 集団クラスの募集を開始しました

 
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この春から、いよいよ京都アカデメイア塾「集団クラス」を開講します!
哲学、経済学、カウンセリング、社会学と多彩な科目をラインナップ。

「集団クラス」の魅力:

・仲間と共に学べます
複数人で同じ事柄を学ぶので、議論をしたり、わかりづらい点をお互いに確認したりすることができます。試験で競争することもございませんので、同じ志を持つ仲間と学ぶことになります。

・生活に学習のリズムをつける
毎週決まった曜日・時間帯に授業がありますので、生活の中に学習のリズムをつけることができます。一人で学ぼうとして挫折したことのある方も、集団クラスならモチベーションを維持できます。

科目ラインナップの詳細はこちらをご覧ください。

集団クラスは2名以上の申し込みで開講いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。kyotoacademeia+juku□gmail.com (□に@を入れてください)
 
 
オーダーメイドの「個人クラス」の新規受講も受付中です。
個人クラス科目ラインナップはこちら

 

「論文の読み書き」クラス紹介

京都アカデメイア塾を始めておよそ一年になりました。その間の出来事もふまえて「論文の読み書き」クラスの紹介をいたします。

 

このクラスで想定される一つの形があります。それは国語コンプレックスを解消して、仕事の場面などで要領よく話を伝えたりできるようになるということです。人の話を聞いたり本を読んだりしたことを的確に理解し、自分の伝えたいことも相手にきちんと伝えるということです。

 

そのための具体的な方法として、時事的な内容の文章を要約してもらい、それについて討議するという授業をいたします。テキストは以下の『文藝春秋オピニオン2015年の論点100』です。

 

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これを使えば時事ネタの論点が豊富で分量もだいたい見開き1ページなのでとっつきやすいです。そして何よりその内容をもとにあれこれと話し合うのが楽しいです。

 

論文の読み書き | 京都アカデメイア塾

 

【京都アカデメイア塾】 授業紹介:京都学派をまなぶ

 

京都アカデメイア塾 「京都学派をまなぶ」の授業紹介動画をアップしました。

京都学派をまなぶ/講師 中島 啓勝

【お申し込みはこちら】 初回無料体験実施中!
http://kyoto-academeia.sakura.ne.jp/wp/%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b-2/

 


京都アカデメイア塾のご案内


京都アカデメイア塾は、「教養」をコンセプトにした街場で学ぶ新しいスタイルの塾です。基礎から専門まで自分のペースで学べる個別指導をご提供。ただいま初回無料体験実施中です。詳しくはリンクからWebページをご覧ください。

京都アカデメイア塾
http://kyoto-academeia.sakura.ne.jp/wp/

京アカ塾ポスター14冬A20150202

 

 

「英語入門」受講生の体験記

京都アカデメイア塾「英語入門」クラスの体験記をいただいたので、掲載します。

 

受講のきっかけ

私の受講の目的は,大学院博士課程後期の受験のためでした。本学では私の研究テーマをこれ以上深める事はできないと考え,専門の先生がおられる他大学院を受験することにしました。大学院入試では英語と研究計画にもとづいた面接があります。入試に向けて英語をどう学ぼうかと考えていたとき,京都アカデメイアがアカデメイア塾を始められると知り,受講を思い立ちました。思い立ってすぐ受講目的などを相談させて頂きましたが,こちらの目的と都合とを考慮してカリキュラムを考えていただきました。

 

学習した内容

英語を教えて頂きました。英語の文献等は日頃から読む事もあり,なんとなくは理解する事はできます。しかし入試で問われる様な文法的なところに不安が残っていましたので,その点を中心に進めて頂きました。文法をSVOCから始めて頂き仮定法や前置詞・接続詞まで一通り教えて頂きました。文法の問題を宿題として用意して頂きましたので,予習復習にも取組む事ができました。並行して入試の過去問を解いていきました。過去問はだいたい構成が決まっていますから何年か解けば流れがつかめて来ます。英語の内容に留まらず,志望校の入試問題の傾向,ポイント,解き方なども教えて頂きました。

 

受講してわかったこと

英文を理解する力はかなりついたのではないかと思っています。志望校も無事合格できました。当日の入試問題の構成は想像通りでした。過去問の構成等を丁寧に解説していただいていましたので,落ち着いて取組む事が出来ました。解説を受けていた事で,かなり準備になっていたと思います。過去問をこなすだけではなく,問題の傾向等を解説していただいていたので,対策を思い出しながら取組む事ができました。

 

結びに

英語は文献を読む事で慣れてはいましたが,入試で問われる文法的な部分には不安がありました。その不安をお伝えすると,文法を1から受験までのスケジュールに合わせて学べるよう予定を立てて頂きました。きめ細やかなご対応で試験にも合格する事ができました。アカデメイア塾と英語を教えていただいた浅野先生には心から感謝しております。ありがとうございました。

(京都市・20代・Mさん)

 

大学院合格のお知らせ

京都アカデメイア塾の英語入門クラスで学習したことを生かして、大学院に合格したという知らせを先日受講生の方から受け取りました。うれしいことです。大学院入試では英語の試験は足切りにだけ用いられて、主には専門科目のほうで決まるとしても、それでもうれしい知らせであることに変わりはありません。

 

大学院レベルともなると英語で書かれた論文を読むことが求められるでしょうから、入試でも英文の内容を読み取ることができるかどうかが勝負になります。

 

現時点での状況をお伝えいただければ英文を読めるようになるために必要なことを順序立ててお示しいたしますので、大学院入試なども含めて英文を読めるようになりたいという方はどうぞお問い合わせください。

 

お問い合わせ | 京都アカデメイア塾

【京都アカデメイア塾】 授業紹介:時事ニュースと歴史

 

京都アカデメイア塾 「時事ニュースと歴史」の授業紹介動画をアップしました。

時事ニュースと歴史/講師 中島 啓勝

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やっぱり知りたい!! マルクス[リポート]

 

やっぱり知りたい!! マルクス
講師:百木 漠 (NPO法人 京都アカデメイア副理事長。京都大学 人間・環境学研究科 博士後期課程在学)
開催:京都アカデメイア ✕ GACCOH
 

昨年のアーレントの入門講座に引き続き、GACCOH共催イベントの第二弾。
今回はマルクス入門講座で、アーレントやマルクスを中心に社会思想史が専門の百木漠が丁寧に解説しました。

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今回のテーマは「イデオロギー抜きにマルクスを読む」

マルクスといえば日本の大学などでも膨大な研究がされてきましたし、書店にいけばマルクスと名の付く本がたくさん置いています。
非常に人気のある思想家ですが、一方で「そのマルクスの解釈は間違っている」とか、「マルクスの正しい解釈はこうだ」といった教義みたいなものができあがり、あたかも宗教の聖典であるかのように近づきがたい印象もあります。

今回は、そうした「正統的な」マルクスの解釈とは別に、イデオロギーから自由にマルクスを読んでみようというのがテーマです。

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前半の第一部では、百木さんが、マルクスについての基本的なレクチャーを行いました。マルクスの主著である『資本論』、その中でも、第1巻の第4章「貨幣の資本への転化」を中心に、マルクスが資本主義の仕組みや矛盾をどのように説明したのかを解説しました。

今の経済学でマルクスがそのまま使われることはほとんどありません。それでも、資本主義がもつ根本的な仕組みや矛盾を明らかにするために、今でもマルクスは十分に有効性があると指摘。マルクスを読む魅力は、資本主義の仕組みを内側から徹底的に解き明かすことを通じて、逆に、資本主義ではない経済や社会の展望へと多くの人を駆り立てるところにあるといいます。

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後半では、会場からの質問に答えながら進めました。

イベント終了後も会場からの要望に答えてピケティの『21世紀の資本』のレクチャーが続行。

ご参加いただき、ありがとうございました。

文責:京都アカデメイア 大窪善人

 
おすすめの記事

GACCOH教養講座「寝ながら学べるアーレント」第一回講義レポート/倉津拓也
 


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京アカ塾の紹介ビデオを撮影しました

今週の月曜日、ハウスで京アカ塾の科目紹介ビデオの撮影をしました。

今回は、中島啓勝さんが担当している3科目分の収録を行いました。
このあと編集を経て、まもなくYouTubeで公開する予定です。
京アカ塾の授業の面白さを動画でもお伝えします!


撮影リハーサル中の中島さん
授業の面白さをどう伝えるか。

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京都アカデメイア塾
新規受講生を募集しています。
只今、初回無料体験実施中
詳しくはこちらをご覧ください。

 

「やっぱり知りたい!!マルクス」 GACCOH×京都アカデメイア塾

百木です。

昨年の「寝ながら学べるアーレント」講座に続き、今年もまたGACCOHさんにて「やっぱり知りたい!マルクス」講座をやらせていただくことになりました。この講座は、GACCOHさんと京都アカデメイア塾の共催イベントとなっております。

予備知識不要、誰でも参加歓迎のマルクス入門講座となっております。
気になるけれどもなかなか触れる機会がないマルクスの思想について、初心者向けにできるだけわかりやすく解説をさせていただく予定です。ご関心とお時間のある方はぜひご参加ください。

「やっぱり知りたい!!マルクス」

日時:2月7日(土) 18:00~
場所:GACCOH(京阪出町柳駅から徒歩5分)
講師:百木漠(京都大学 人間・環境学研究科 博士後期課程)
参加費:1000円

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GACCOHさんにはいつもナイスな講座タイトルとポップなポスターを作っていただき、感謝しております。(こういうのが京アカには欠けている要素ですね…)
GACCOHさんではこれからマルクス入門だけでなく、さまざまな分野で「やっぱり知りたい!!」シリーズを企画予定とのことですので、それもまた楽しみです。京都アカデメイアが運営している「大人のための教養塾」京都アカデメイア塾ともコラボしながら、さまざまな教養入門講座を提供していければいいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

【エッセイ】どこで学ぶか

2014/12/29


http://photo53.com/

大窪です。

先日、佐伯啓思さんの『西田幾多郎』(新潮新書)が手元に届いたので読み始めました。
西田幾多郎は、『善の研究』の著者で、いわゆる京都学派を形づくったことで知られる哲学者です。

本のまえがきは「哲学の道」についての話からはじまります。京都大学から東に向けて少し行ったところにあるその場所は、西田が思索にふけったことから名づけられたといいます。

実際に行ってみるとわかりますが、なんということのない小川沿いの小道です。しかし、最近では京都の観光名所にもなっていて、とても、静かに考えを巡らせながら歩いている暇などなさそうです。佐伯さんいわく、いっそのこと、哲学者以外、進入禁止にでもしたらどうか(!)、と。

ともあれ、西田にとっては、どこで哲学的な思考をするのか、は重要なことだったようです。もちろん、個人的な事情だけではなくて、彼の非常に晦渋で独特な、そして、ある種の”東洋的”な哲学が、伝統、文化に育まれた、京都で生み出されたということも、やはり偶然ではなかったのでしょう。ちなみに、「場所」は、西田哲学のキーワードのひとつです。

京アカ塾の開催場所は、受講生の方の要望にあわせてさまざまです。

私の場合、これまでのところ、喫茶店やレストランでおこなうことが多いですが、お店によって、雰囲気やかかっている音楽、他のお客さんの声、照明の明るさ、テーブルの質感、そして、コーヒーの香りなど、さまざまです。あるいは、同じ店でも、その日、その時間によっても違ってきます。

とくに意識しているわけではないと思いますが、そうした状況によって、こちらの話し方や考えるモード、ペースも影響されていると思うときがあります。店内が静かだと話す調子もゆっくりと、賑やかだと少しスピードを上げて。また、その場の雰囲気に応じて、話す内容や受け取り方も変わってきます。場所を変えると、それがまたガラッと変わることもあります。

学びの場所というと、わたしたちはすぐに学校や教室をイメージしますが、本当は、それが唯一というわけではありません。たとえば、街場のカフェなどが、学びの場所になることもあります。とりわけ、答えの決まっていないような問いを考える場合なら、なおさらです。そして、その「場所」とは、じつは固定してあるものではなくて、人同士の関係や、周りのいろいろなものとの関係から成り立っているものです。

ありがたいことに、京都には素敵な喫茶店が数多くあります。最近ではお店を紹介した本がいくつも出され人気があるようです。その中で、自分だけの学びの場所を、あるいは、友人や仲間と共有する場所をみつけてみるのもいいですね。

大窪善人