2014/08/10
京都アカデメイア塾の大窪です。
まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
この春からスタートした京アカ塾ですが、おかげさまで、早速受講のご依頼をいただいた他、複数の問い合わせも受け承っています。
京アカとしては新たな試みではありますが、学びに対する潜在的な需要の可能性と手応えとを感じています。
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先日、4月から受講いただいている方の「社会学基礎」(毎1時間/3ヶ月コース)の授業が完了しました。
授業の進め方を相談しながら、前半は社会学の歴史や基礎概念の紹介、後半はメディア論の紹介を行いました。受講者一人ひとりのご要望に答えて授業を進めることができるのも京アカ塾の特色のひとつです。
私が授業を実施する中で改めて感じたのは、「教養や学びには決まった答えがない」ということです。決まった答えがないということは、言い換えれば、「誰もまだ本当の答えを手にしていない」ということです。たとえば、社会学で言えば「『社会』とは何か?」という問いはもっとも根本的な、しかし未だ解決されていない問題です。誰も答えを知らいないということは、誰もが発言する権利を持つ、ということです。
京アカ塾での授業も、”教師”が”生徒”に一方的に教えるのではなく、お互いに自由に学び、教え合う関係が理想であると、私は考えています。こうした営みの積み重ねが、ひいては、知識を通じて社会をよりよくしていくことに繋がるのではないでしょうか。
京都アカデメイア塾では、基礎から講読、ゼミまで多様な科目を用意しております。少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お待ちしています。