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大学院合格のお知らせ

京都アカデメイア塾の英語入門クラスで学習したことを生かして、大学院に合格したという知らせを先日受講生の方から受け取りました。うれしいことです。大学院入試では英語の試験は足切りにだけ用いられて、主には専門科目のほうで決まるとしても、それでもうれしい知らせであることに変わりはありません。

 

大学院レベルともなると英語で書かれた論文を読むことが求められるでしょうから、入試でも英文の内容を読み取ることができるかどうかが勝負になります。

 

現時点での状況をお伝えいただければ英文を読めるようになるために必要なことを順序立ててお示しいたしますので、大学院入試なども含めて英文を読めるようになりたいという方はどうぞお問い合わせください。

 

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カント『啓蒙とは何か』:上から目線ではない、もう一つの「啓蒙」へ

大窪善人


永遠平和のために
カント 著 ; 中山元 訳,カント 著 ; 中山元 訳
光文社(2006年10月03日)

 

先月2月、NPO法人京都アカデメイアの総会を開催しました。今回は2度目の総会で、法人を設立してから約1年半が経ちました。この間、スタッフの皆さん、それに会員の皆さんにはサポートをいただき、ほんとうに有り難いかぎりです。

京都アカデメイアは「市民社会の知的活動を促進すること」を目的に運営・活動をしています。実際の日々の活動は、読書会やカフェでの討論会や書評の発表など、地道なものです。しかし、それぞれの活動を支えているのは、そうした目的や理念にあるわけです。

ところで、社会の知的活動を促進するとは、どのようなものでしょうか? たとえば、学校の先生が生徒に知識を教えるような、そんなイメージでしょうか?
人にちゃんと説明しようとすると意外と難しいものです。迷ったときは過去に遡って考えてみる。あるいは、先人の知恵に学ぶのも有効な方法の一つです。というわけで、そうした動機から、最近読んだ本を紹介します。なお、この内容は大窪個人の解釈にもとづくものです。

啓蒙とは何か

イマヌエル・カントは、18世紀ドイツ(当時はプロイセン)の哲学者です。高校の世界史の教科書にも名前が出てくるような有名な哲学者ですが、とびきり難しいことでも有名です。ただ、この『啓蒙とは何か』は、短くかつ読みやすい本です。内容はタイトルの通りで、「啓蒙」がテーマ。 続きを読む