アカデメイア相談室第2回「労働問題総論」の報告をします。
うまく見られないときはこちらから。
→発表資料
第1部 法律に関する資格、法律の基礎
- 登記や供託とは何か
- 労働法は特別法であって一般法である民法よりも優先される
- 民事訴訟の証拠上は署名も押印も同等である
- 逮捕されてから起訴されるかどうかが決まるまでは最大23日間である
- 行政に形式の整った書類を提出すると正式な返事がなされなければならない(受理しないということはできない)
- 労働組合の正当な活動は刑事上も民事上も免責される
- 試用期間中の人や失業中の人でも労働組合に加入(結成)できる
第2部 労働問題の実践的な知識
- 正社員、アルバイト、パートの違い
- 社会保険完備とは
- 労働組合とユニオン
- ストライキの意外な使い方
- アルバイトやパートでも有給休暇を取得できる
- (職場の)健康保険では病気やケガで働けない時に賃金の3分の2が補償される(傷病手当金)
- 不注意で事故を起こしたりしても会社が損害賠償をしなければならず、その負担を従業員がしなくてもよい場合がある
- 解雇と雇い止め
- 労働者からの退職のしかた
- 雇用によらない生き方
第3部 学問的な考察
- 家族賃金モデル(賃金は能力や仕事ぶりの反映ではない)
- メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用
- 労働と承認
- 史的唯物論
それぞれ専門家からしたら当たり前のことばかりですが、そうした当たり前のことを幅広く知ってもらうのがこのイベントの趣旨です。
「ためになった」、「おかしいと思っていたことにこれからは反論できるようになった」といった感想が聞かれました。そしてここから次回のテーマも見えてきたので、これからもよろしくお願いいたします。