百木です。
次回イベントのお知らせです。今回は「大学改革」について考えるイベントをやります。
ここ1~2年、京都大学を中心に「大学改革」の是非が話題になっています。
単純な反対論だけでなく、この「大学改革」問題をつうじて何が見えてくるのか、を幅広い視点からディスカッションできればと考えています。
今回は京アカ初のGACCOHさんのレンタルスペースをお借りしてのイベントになります。
大学生(京大生)以外の方でも、関心ある方はどなたでもご参加ください。
「大学」のあり方について、あるいは「大学」の外での学びについて、みんなで語り合いましょう。
みなさまのご参加をお待ちしております!
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大学改革、どうしてこうなった!?―「京大騒動」から見る大学のいま
【日時】 3月7日(金) 18:30-20:30
【場所】 GACCOH レンタルスペース http://www.gaccoh.jp/
※参加無料、ただし場所代としてひとり数百円程度のカンパを頂く予定です。
参加希望者は事前に senriadachi<at>gmail.com (安達)までご連絡お願いします。
【内容】
18:30-あいさつ(百木)
18:40-(1) ローカルに見る大学:「京大騒動」この一年―思修館から総長選挙まで(安達)
19:00-(2)ナショナルに見る大学:文科省と国立大学の「絆」――法人化の前と後(渡邉)
19:20-(3) グローバルに見る大学:そもそも〈大学〉って?――大学の歴史を振り返る(百木)
19:40-質疑(司会:渡邉)
20:30 終了、希望者は親睦会あり
【告知文】
京都大学構内を歩く…ふと目をとめれば工事現場。そういえば、ルネは去年新しく(狭く)なったし、吉田寮入口も工事用の壁で覆われています。建物・教室の名前も入学したころとは違っているらしい。
目に見える変化だけではありません。思修館、国際高等教育院といった新しいしくみが、矢継ぎ早に出てきます。その都度、反対や皮肉の声も聞こえますが、結局ほぼすべて大学が決めたとおりに事が進んでいるようです。
京大ばかりではなく、いますべての日本の大学が変わりつつあります。よく言われるのは次のようなこと。英語での授業を増やさなければならない。グローバル人材を作りださなければいけない。学生はコミュニケーション能力をつけなければならない。
なぜ、これほどまで大学の不備が指摘され、休む間もなく制度が変わるのでしょうか。
一つ目のレクチャーでは『「京大騒動」この一年』と題し、およそこの一年でおこった京大における大学改革をまとめます。さまざまな改革への疑問は松本総長に対する不満へと切り替わることも少なくありませんが、今回は「学生かくあるべき論」「総長の悪口」といったものではなく、改革と呼べる事実を淡々と追ってみることにしましょう。
二つ目は、「文科省と国立大学の「絆」――法人化の前と後」と題し、大学を理解する上で見逃すことのできない文部科学省との接点を確認します。大学設置と評価、概算要求、人事などの点に触れながら、戦後から2004年の大学法人化にいたる数十年の流れを概観し、文科省およびその他の機関がいかに大学に関与しているのかを明らかにします。
三つ目は「そもそも〈大学〉って?――大学の歴史を振り返る」。中世に成立した〈大学〉の歴史を大づかみに振り返りながら、現在、日本の大学が置かれている立ち位置を考えます。最近話題の「大学の外での学び」の可能性についても、希望・問題点双方の点から迫ります。
(1)ローカル(2)ナショナル(3)グローバルという三つの空間的視点は、それぞれ(1)1~2年(2)数十年(3)数世紀という時間軸に対応します。三つの側面から大学のいまを追い、私たちの学びを問い直す二時間。
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