たなかです。西隣の同志社大学で以下の公開セミナーがあるそうです。
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科では、連続セミナー「グローバル・ジャスティス」を開催しています。このセミナーは、現代世界が直面するさまざまな課題における「ジャスティス」の問題を、講師が自らの視点で語っていくものです。下記の通り、アフガニスタンの内幕、グローバル社会のケア、外国人の権利、カナダの国際協力など、人間の安全保障にかかわるテーマを取り上げて、これから12月まで連続して開催していきます。
とりわけ関西在住の皆さま、どうぞふるってご参加ください。会場は次の地図をご覧ください。
http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html
本研究科のイベント案内は次にもございます。
http://global-studies.doshisha.ac.jp/index.html
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第1回
研究科長の内藤正典さんの講演でした(終了)。
第2回
「人質がみたアフガニスタンの裏側」(ジャーナリスト:常岡浩介)
※アフガニスタンでの「対テロ戦争」は現実には崩壊状態だ。自らが人質になって見たアフガニスタン、そして生還後の米国、日本の政府
対応を赤裸々に語る。
日時:11月8日(月)18:30-20:00
会場:講武館104番教室
第3回
“From the Ethics of Care to Global Justice”(Eva Feder Kittay,
Distinguished Professor of Philosophy at Stony Brook University / SUNY)
※福祉が削減され、自己責任論が横行し、女性の貧困化が深刻化する現代のアメリカ社会。ケアを中心とした人と人とのあいだのつながり にこそ、平等が宿ると主張するキテイ教授によれば、公正なケアを保障する社会こそが、正義に適った社会である。移民女性がケア労働者 へと編成されていくグローバル社会において、ケアする・される関係性から新しいグローバルな正義の可能性について考える。
日時:11月10日(水)18:30-20:00
会場:明徳館M1番教室
第4回
「外国人の権利をどう考えるか?-EU法と国の政策のはざまで」(フランス国立科学研究センター主任研究員:Virginie Guiraudon)
※欧州連合の発足は、EU市民とその他の外国人の間に法的な壁を作りだすことになった。EU市民でありながら、移民の子弟と同様に差別されている、ロマの人々をめぐる最近の論争は、多くの問題を提起する。だれが決定し、だれが保護するのか。欧州機関か、あるいは加盟国政府か?
日時: 11 月18 日(木)18:30-20:00
会場: 博遠館212 番教室
第5回
“War against Terrorism, Conservative Responses, and the Decline of
Canada’s Civil Society Participation in International Cooperation”
(Dr. Norman Cook,University of Ottawa))
※米国の主導するテロとの戦いによって、開発援助のアプローチ法は大きく変化した。いわゆる「開発支援の軍事化」は、途上国のNGOと連携している国際人権NGOなどの活動予算を大幅に縮小し、途上国の貧困問題がより深化する結果を招いた。カナダの内政と国際協力のあり方は、9.11後どのように変わったのか。米国とともにアフガニスタンにいまだ軍が駐留するカナダを事例に、保守政治がグローバル市民社会にもたらした問題を考える。
日時:12月6日(月)18:30-20:00
会場:博遠館212番教室
※第5回のクックさんは、人間の安全保障を正面から掲げていた頃のカナダ政府の国際開発庁で、NGO連携などの分野で活躍しておられました。
問い合わせ:
同志社大学グローバル・スタディーズ研究科
tel. 075-251-3930
e-mail. ji-gs@mail.doshisha.ac.jp