動画をアップしました。
ちょうど1年ぶりの開催となった「批評鍋」。
今回は夏バージョン(素麺)、ゲストハウス・カンノコよりお送りしております。
課題図書:ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』
◯トピック
・フィクションの力が人類を繁栄させた
・人類史上三つの画期――認知革命、農業革命、科学革命
・なぜネアンデルタールが滅び、サピエンスが生き残っかのか?→認知革命
・ストーリー性のある歴史観がおもしろい
・フィクションによる価値の共有――宗教テロリストでさえ資本主義を受け容れている
・進化のナゾ――大きすぎる脳と不安定な二足歩行、不合理な進化
・150人の壁――ダイバーズナンバーを越えた先に定住社会が来る
・国民国家の仲間意識はどうやって維持するか――社会保障問題
・リベラルな普遍主義 vs 人間の生物学的条件
・複数のフィクションが競合している
・なぜアメリカ人は芝の家に住みたがるのか?――「現在」を相対化するための歴史
・幸福と正義―人類は進歩しているのか?
・類として/個としての幸福
・動物として/人間としての生――ネットゲームだけしてれば幸せ?
・人間が神になる――ヒューマニズムからアルゴリズムへ
・安楽(Feel-Good)国家をどう考えるか――コジェーブの動物/スノッブの国
・死なない人間が生まれる日
・人類の未来は明るい?――ハラリの楽観
・近代はフィクションがバラされていく時代――神の秩序から人の秩序へ
・フィクションが成立する条件――歴史的な共有体験・フランス革命と権利意識
・日本人にとって民主主義はフィクション性が高い
文責:大窪