世中に たえてさくらのなかりせば 春の心は のどけからまし(在原業平)
桜が古から日本人のこころを魅了してきたことがよくわかる歌ですね。千年前の人たちもきっと今と同じような桜の風景を愛でてきたんだなと、そんな歴史ロマンすらかき立てられます。
さて、しかしそこで納得して終わらないのが、ものを考えたり学問をするということだったりします。ある常識があるときにの、そこでスルーせずに、あれっと思ってそこで立ち止まってみる。それが学びへの第一歩です。
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世中に たえてさくらのなかりせば 春の心は のどけからまし(在原業平)
桜が古から日本人のこころを魅了してきたことがよくわかる歌ですね。千年前の人たちもきっと今と同じような桜の風景を愛でてきたんだなと、そんな歴史ロマンすらかき立てられます。
さて、しかしそこで納得して終わらないのが、ものを考えたり学問をするということだったりします。ある常識があるときにの、そこでスルーせずに、あれっと思ってそこで立ち止まってみる。それが学びへの第一歩です。
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最近「御朱印ガール」というのがひそかなブームだといいます。御朱印とは、神社や寺で参拝の証としてもらえるスタンプのことです。いわゆる「パワー・スポット」巡りと相まって、いま若い女性を中心にこの御朱印を集めるのが流行しているそうです。彼女彼らを惹きつける魅力は何なのでしょうか?
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先月2月、NPO法人京都アカデメイアの総会を開催しました。今回は2度目の総会で、法人を設立してから約1年半が経ちました。この間、スタッフの皆さん、それに会員の皆さんにはサポートをいただき、ほんとうに有り難いかぎりです。
京都アカデメイアは「市民社会の知的活動を促進すること」を目的に運営・活動をしています。実際の日々の活動は、読書会やカフェでの討論会や書評の発表など、地道なものです。しかし、それぞれの活動を支えているのは、そうした目的や理念にあるわけです。
ところで、社会の知的活動を促進するとは、どのようなものでしょうか? たとえば、学校の先生が生徒に知識を教えるような、そんなイメージでしょうか?
人にちゃんと説明しようとすると意外と難しいものです。迷ったときは過去に遡って考えてみる。あるいは、先人の知恵に学ぶのも有効な方法の一つです。というわけで、そうした動機から、最近読んだ本を紹介します。なお、この内容は大窪個人の解釈にもとづくものです。
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啓蒙とは何か
イマヌエル・カントは、18世紀ドイツ(当時はプロイセン)の哲学者です。高校の世界史の教科書にも名前が出てくるような有名な哲学者ですが、とびきり難しいことでも有名です。ただ、この『啓蒙とは何か』は、短くかつ読みやすい本です。内容はタイトルの通りで、「啓蒙」がテーマ。 続きを読む
本書はフランクフルト学派についての入門書。学派の輪郭を平易な文章で描き出している好著です。これ一冊でフランクフルト学派のおおまかなことは押さえられます。 続きを読む