哲学というとやっぱり難しい。あと学んだとしてどんな意味があるのか? そう感じる人がほとんどではないでしょうか。
でも、そう思うには相応の理由があります。
そもそも「哲学」という言葉は、19世紀にヨーロッパから輸入されたものでした。
「フィロソフィ」、つまり”sophia(知)”を”philein(愛する)”という意味だから「愛知」が素直な訳です。
江戸時代の終わり頃、西周がフィロソフィを「希哲学」と訳しましたが、いつの間にか肝心の”希”が脱落し、さらにオリジナルにはなかった”学”のほうが残って「哲学」になってしまいました。
よく「哲学は何の役に立つのか?」「たんなる暇人の遊びじゃないのか」と言われたりしますが、「フィロソフィ」のもともとの意味までさかのぼってみると、こうした問いが、あるカン違いから出てきているということがわかります。
その話はまた次回に。
こちらは最近読んだ本
“哲学アイドル”ことNMB48 須藤凛々花と社会学者 堀内進之介の2人の対話篇。
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