山田修平会員による、船山徹 著『仏典はどう漢訳されたのか スートラが経典になるとき』(岩波書店)の京アカ書評が公式サイトに掲載されました。大変興味を惹かれる書物で、とくに漢字での音写の話のところでは、暴走族の「夜露死苦」や「愛羅武勇」などが、日本語における漢字の表意性の強さに依存していることに気づかされました。ぜひご一読下さい。
山田修平会員による、船山徹 著『仏典はどう漢訳されたのか スートラが経典になるとき』(岩波書店)の京アカ書評が公式サイトに掲載されました。大変興味を惹かれる書物で、とくに漢字での音写の話のところでは、暴走族の「夜露死苦」や「愛羅武勇」などが、日本語における漢字の表意性の強さに依存していることに気づかされました。ぜひご一読下さい。
京アカ会員が関わった書籍の紹介をさせていただきます。京都大学学術出版会から刊行された稲岡司(編)『生態人類学は挑む Session3 病む・癒す』に、花村俊吉会員の論考「ルビー一家の闘病記 ――野生チンパンジーの「病い」の経験と病原体を介した「人間」との混淆」が収録されています(第一部第一章)。コロナ禍の世界で病むこと・癒すことをいかに捉えなおすことができるか。生態人類学の視点からの刺激的論考が数多く収録されています。書店で見かけた折にはぜひ手に取ってご覧になってください!
病む・癒す (生態人類学は挑む SESSION 3) | 稲岡 司 |本 | 通販 | Amazon
京都アカデメイアの土曜オンライン輪読会のお知らせです。3月5日(土)16:00~より、福沢諭吉『学問のすすめ』の輪読会を始めます。jitsi meetという、アカウント作成が不要なオープンソースの会議システムを使います。毎週土曜日、ホストが16時少し前に京アカメーリングリストで会議URLを配信します。予習は一切不要ですので、どなたでもお気軽にご参加ください。新年度を前に、学びへの情熱を一緒に高めましょう。ときどきの参加、途中からの参加も歓迎です。
本は現代語訳を含め、いろいろな出版社から出ていると思います。どの本でも結構ですのでご用意ください。
学問のすゝめ (岩波文庫) | 福沢 諭吉 |本 | 通販 | Amazon
学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) | 福澤 諭吉, 斎藤 孝 |本 | 通販 | Amazon
なお、本を買うのがもったいない方は、ウェブ上の青空文庫でもOKです。
福沢諭吉 学問のすすめ (aozora.gr.jp)
お問い合わせは、京都アカデメイア kyotoacademeia@gmail.com まで。
第3回目、3月25日の『言語哲学大全』の読書会の告知です。
【言語哲学大全読書会へのご招待】
第2回は53頁まで読みました。 田島正樹先生に熱く解説いただきました。 一見無味乾燥な量化子の問題も、論争史をたどるとより主体的な読みが見えてきます。次回は3月25日(金)13:00-16:00です。目標は第2章100ページまで。参加者には過去の録画をすべて共有します。申込は kyotoacademeia@gmail.com まで。
以上どうぞよろしくおねがいします。
昨年末よりおこなっていた新渡戸稲造『武士道』の輪読会は、2月19日で終了しました。参加して下さった皆さま、どうもありがとうございました。次は3月5日(土)より、福沢諭吉『学問のすすめ』の輪読会を始める予定です。詳細は改めてお知らせいたします。
イベントのお知らせです!
NPO法人京都アカデメイア 2022年2月のイベント 京アカゼミ(第10回)
百木漠「ポストトゥルース再考」
時:2月26日(土)16:00~18:00 ※参加無料
処:Zoomでのオンライン開催
どなたでも参加できます(シェア歓迎)。以下のリンクまたはビラのQRコードの参加申込フォームよりお申込み下さい。参加URLをメールにてお知らせします。
https://zoom.us/meeting/register/tJYkf-ihqzoqHtQfS_FbiFYDEC4OvDno3oDJ
市民のための自由な学びの場「NPO法人京都アカデメイア」のイベント「京アカゼミ」。今回は、ハンナ・アーレントの政治思想研究を専門とする百木漠会員(関西大学准教授)による「ポストトゥルース再考」です。2016年以降のトランプ現象とともに話題になったこの現象は一体何だったのか?アーレントの「政治における嘘」論を参照することによって、コロナ禍で加速した陰謀論や政治的分断などの問題とも接続させつつ、この問題の核心を語っていただきます。昨年刊行の著書『嘘と政治』の議論をベースとしつつ、それを更新する話が聴けると期待できます。リー・マッキンタイア著『ポストトゥルース』にも言及します。どなたでもご参加ください!
お問合せは kyotoacademeia@gmail.com まで!
円周率πの性質をかき集めて、カード形式にまとめました。PDFファイルの各ページが1枚のカードになっています。各カードに円周率の性質を1つ記載しました。カードは全部で44枚あり、カードの大きさはA4用紙を4等分したサイズです。PDFファイルを紙に印刷してハサミで切ると、トランプの様になります。
私は、計算式の数学的内容を全く理解していませんが、カードをぼーっと眺めてるだけで、円周率ってすごいなと思います。計算式の一つ一つにドラマがあるはずです。44枚のカードはどれも魅力的ですが、その中でも今日は次の3枚のカードを紹介します。まずは、Raayoniによるシンプルな計算式である式42及び式43です。この2つの円周率公式は2019年の最近に発見されました。
次は、Lupasによる式44です。意外と知名度の低い円周率公式だと思います。
各カードの出典が分かるように、参考文献付きのPDFファイルも準備しました。興味を持たれた方は、書籍や論文を調査して、オリジナルカードを自分で更に増やしていくと、楽しいかもしれません。
円周率カード.pdf
カード印刷用.pdf
円周率の性質.pdf
作成: 藤原大樹
更新: 2022年5月28日
1月8日の新渡戸稲造『武士道』の読書会は、第五章の終わりまで進みました。次回はホストの都合により、1月22日(土)16:00~です。
新渡戸稲造『武士道』オンライン輪読会の初回は第一章の終わりまで読みました。次回は1月8日(土)16:00~です。
途中の回からの参加も歓迎です。
月1回の哲学の読書会をご提案します。
飯田隆『言語哲学大全』全4巻を一章ずつ読む読書会を開催します。分析哲学の名著としてなおも声望の高い大著です。これさえ読破すれば、フレーゲからデヴィッドソンまでの言語にひたりついて哲学をする系譜を自家薬籠中の物とできるにちがいありません。ゲストに、ほぼ独学で哲学を勉強されてきた、哲学者の田島正樹先生まじえて、一見無味乾燥で些末にさえ見える分析哲学の大系の勘所を押さえられるよう、いちからおたがいに素朴な疑問を忌憚なく出し合って、いっしょに勉強していきましょう。
初回は1月28日(金)13:00~16:00ごろまでオンラインでおこないます。まえがきと序論をお読みください。会の趣旨を説明し、自己紹介をしたのち、開催形式を決議し、早速読み進めていく予定です。その際、学歴、知識、年齢などは一切問いません。ただ哲学を勉強したい、という情熱をもった方を歓迎します。録画とレジュメをデータとして格納するので(参加者間のみで共有します)、毎回出席できなくてもフォローできるよう配慮します。ただし、本は各自でご用意ください。
参加されたい方は kyotoacademeia@gmail.com に一報ください。また、もし曜日や時間の都合が悪い場合は、参加できる時間帯を遠慮なくおしらせください。
飯田隆『言語哲学大全<1>論理と言語』勁草書房、1987
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784326152001