京アカゼミ、今回は「精神分析から見る現代の知のあり方」と題して、京都アカデメイアの浅野直樹が担当。
発表の間、参加者からそのつど質問を受け付けながら、打ち解けた雰囲気のなか行われました。
以下、内容のまとめです。 続きを読む
京アカゼミ、今回は「精神分析から見る現代の知のあり方」と題して、京都アカデメイアの浅野直樹が担当。
発表の間、参加者からそのつど質問を受け付けながら、打ち解けた雰囲気のなか行われました。
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動画をアップしました。
ちょうど1年ぶりの開催となった「批評鍋」。
今回は夏バージョン(素麺)、ゲストハウス・カンノコよりお送りしております。
課題図書:ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』
浅野です。第2回京アカゼミ「精神分析から見る現代の知のあり方」の発表原稿です。以下の内容は京都アカデメイアの見解ではなく浅野個人の見解だということをご了承ください。
京アカ「批評鍋」#17 を開催します。
今回の課題本は、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』です。
人類の誕生から21世紀の現代まで、長大なスケールの作品です。
人類学ブームのなか、話題の本書をざっくばらんに読みときます。
<京都アカデメイア 批評そうめん>
日時:8月27日(日)19時〜
場所:ゲストハウス・カンノコ (地下鉄 北大路駅から徒歩7分)
課題図書:ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』、河出書房新社、2016年。
イベント動画配信予定。
※参加希望の方は kyotoacademeia@gmail.com までご連絡ください。
今春からスタートした新企画、京アカゼミの第2回の詳細が決まりました。
日時:2017年8月23日(水)15時〜17時
場所:左京西部いきいき市民活動センター第4会議室
テーマ:精神分析から見る現代の知のあり方
報告担当者:浅野
概要:
人工知能、専門家不信と反知性主義といった事柄が話題になる今日において、知のあり方を探ります。まず、ソクラテスに代表される精神分析以前の知と対比しながら、精神分析的な知にどのような特徴があるのかを考察します。次に、精神分析は科学か否かという問題から、科学的な知のあり方を考えます。その流れでプラグマティズム的な知の捉え方を紹介します。これらを踏まえて、京都アカデメイアの活動を基礎づけるとともに、京都アカデメイアで取り上げてきた大学、教養、人工知能などについてもコメントします。
参考文献(必要な内容は当日にお伝えするので事前に読んでおかなくても大丈夫です):
・プラトン『プロタゴラス』『メノン』
・フロイト『精神分析入門』『ヒステリー研究』
・ポパー『開かれた社会とその敵』
・クーン『科学革命の構造』
・ソーカル『「知」の欺瞞』
・リオタール『ポスト・モダンの条件―知・社会・言語ゲーム』
・ローティ『リベラル・ユートピアという希望』
本企画に関するお問い合わせ等については、お問い合わせフォームまたはkyotoacademeia□gmail.com(□に@を入れてください) までお尋ねください。
それではよろしくお願いいたします。
ひさびさ開催の「京アカ・カフェ」
今回のテーマは「ゆとり流」
「これだからゆとり世代は」と言われたことはありますか? 学生として、同世代の世界観の中で暮らしていると気づかないことがたくさんあります。
僕たちの考え方、「ゆとり流」は一体どんなものなのか。自分達の世界観を外側から見て、考えてみませんか?
アカデメイア・カフェ(京アカ・カフェ)とは、日頃私たちが気になることについて、普段より少しだけ深く掘り下げて考えてみようという実践哲学的な試みです。哲学的な前提知識は一切不要、誰もが話し合えるような場を提供します。
京アカ・カフェ#12
日時:7月21日(金) 19時〜20時30分
場所:カモガワラボ(京阪神宮丸太町駅 最寄り)
料金:無料 ※ただしドリンク一杯から参加OK。
途中入退場自由。
主催:NPO法人京都アカデメイア
前回のイベント
アカデメイアカフェ「SNSから哲学する」を開催しました
おすすめカテゴリー
書評・レビュー
イベント
京都アカデメイア塾
聖書読書会担当の舟木です。
新年度の初回は4月15日(土)10:00~@京大サロンです。前回で「ヨブ記」が終わったので、今回からユングの『ヨブへの答え』に入ります。私が持っているのはみすず書房版ですが、別の訳でも結構ですので、『ヨブへの答え』をご持参ください。とりあえず冒頭から読んでみます。参照用に『ヨブ記』もあればなおよいかと思います。
学外で研究者として生きることの可能性を探る「在野研究者」イベント、第3弾 開催!
大学には残らないけれど研究を続けていきたい。しかし、一口に「在野研究者」と言っても、その方法は研究分野・スタイルによって多種多様で、ひとつにまとめられるわけではありません。
このシリーズ企画では、毎回様々な「在野研究者」をゲストに、その可能性(と限界)についてみなさんと一緒に考えます。
ゲスト:波勢邦生(はせ・くにお)氏
1979年、岡山生まれ。京都大学大学院・文学研究科キリスト教学D1/キリスト新聞社・関西分室研究員。研究テーマは「賀川豊彦の終末論」。修論は「賀川豊彦の死後生観」。キリスト教を中心に広く宗教全般に関心あり。記者半分、研究半分で生活。アカデミズムに基づいた日本語キリスト教メディアの役割を最近ひまつぶしで考えている。趣味は、ネット/アニメ/メイドカフェ/UFO/神学/宗教学/終末論。最近けものフレンズについて原稿提出したら初の即時却下をくらったおっさんフレンズ。
5/13(土) 大阪なんば「現場の人が語るもっとアニメが面白くなる話」を企画中。https://jinbunsemi.wixsite.com/otarou
コーディネータ:大窪善人
日時:4月16日(日)14:00~16:00
場所:GACCOH(http://www.gaccoh.jp)
〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町63-17 (京阪電車「出町柳駅」2番出口より徒歩5分)
参加費:500円
※ 事前予約は不要ですが、人数把握のためご連絡いただけると助かります。
kyotoacademeia@gmail.com まで氏名を明記のうえメールをお願いします。
主催:NPO法人京都アカデメイア
奮ってのご参加、お待ちしております!
向畑です。
3月24日の夜にアカデメイアカフェ「SNSから哲学する」を開催しました。
当日は10名ほどの参加者に集まっていただき、また初めての方も多く少し緊張しました。
以下内容のまとめと感想になります。
SNSから哲学する、ということで各人のSNS使用状況、SNSに対する考え方から議論はスタートしました。SNSと一言で言っても様々な種類があり、人それぞれの使い方をしています。今回のカフェでは主としてTwitterやFacebookのような不特定多数の人間にメッセージを発信できる機能を持つメディアをSNSとして取り扱うこととしました。LINEもSNSとして扱われますが主に特手の人間との連絡手段として用いている方が多かったので今回は区別することにしました。
匿名であることの意味、SNS上でペルソナ(仮面)を用いることから話題はSNSから拡張し、現実社会のことへと飛び火していきます。
まさしくこれが哲学カフェの醍醐味であり、ある入り口(切り口)から日常を掘り下げて行くことができたと思います。
個人的に面白かったのはペルソナにまるわるお話です。私たちは現実社会でペルソナを使い分けて、つまり「キャラ」を演じ分けているわけですが、ではSNSでは一体誰に向けた仮面を被っているのでしょうか?厳密に言えば世界中のどんな人ともつながり合うことができる空間の中で、私たちは一体どんな仮面を被って生きているのでしょうか。
またSNSにまつわる問題には私たちの社会に根ざす問題もあり、そこから海外との比較論に発展しました。興味深いのは前々回のアカデメイアカフェ「やらない偽善か、やる偽善か」でも日本と海外との比較の話になっていたことです。自分たちの文化、社会を理解するには「外」との比較が重要になるからでしょうか。
我々のSNSに関する問題は欧米では問題にならないとして、私たちの社会は欧米のように「直す」べきなのでしょうか?おそらくこの問いが今回のカフェの最も難しい問いだと感じました。システムを欧米から借りてきたものの私たちの心が、意識がまだ追いついていない。そんな事態からSNSは歪で、どこか変なものに見えるのかもしれませんね。
参加していただいたみなさんどうもありがとうございました。この度私の就職を機にアカデメイアカフェにも一区切り付けさせていただきます。全三回の開催でしたがとても楽しかったです。またどこかで開催することができればと思います。