スタッフブログお引っ越し&作戦会議

京都アカデメイアのスタッフブログをはてなダイアリーに引っ越ししました!

旧ブログはこちら→http://kyotoacademeiastaff.blogspot.com/
心機一転、これからの活動内容をつづっていきますのでよろしくお願いします!!

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さて、先日、作戦会議を開きました。ごく簡単に内容をまとめます。

1.前回模擬授業
・無事終了しました。ご参加くださった皆様、発表くださった比嘉さん、ありがとうございました!

2.人環フォーラム
・人間・環境学フォーラム 学生企画やります!
日時:10月25日(火)18時30分~20時
場所:京都大学 人間・環境学研究科棟 地下大会議室(地図)
テーマ:「ジンカンってどんなところ?」
※所属、身分を問わず誰でも参加可能です!事前申込み不要。
詳しくは→http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/seminar.html

・スタッフは各自宣伝をお願いします。総人生でMLを持っている人などに連絡してください。

3.新メンバー加入状況
新メンバー一名

4.震災読書会
・第二回は無事終了。ご参加くださった皆様ありがとうございました!
・次回は11月21日(月)14:00~の予定です。お気軽にご参加ください。

5.学園祭企画
・今年も講演会を企画しております。こうご期待!

岡田斗司夫講演「私たちは生涯、働かないかもしれない」@同志社大学のまとめと感想

浅野です。

10月16日(日)に同志社大学で開催された岡田斗司夫講演「私たちは生涯、働かないかもしれない」に行ってきました。いい会だったのでここにまとめておきます。私の疑問や感想は赤字で書きます。Ustreamの動画も残っているので、お時間がある方はそちらもご参照ください。


岡田斗司夫講演「私たちは生涯、働かないかもしれない」@同志社大学 – 岡田斗司夫公式ブログ

話(わ)BOTぶろぐ – 岡田斗司夫講演 「私たちは生涯、働かないかもしれない」@同志社大学 (12分割)

全体が三部構成になっています。第一部は仕事の話(約1時間)、第二部はお金の話(約30分)、第三部は勇者の話(約30分)です。

第一部の仕事の話を一言で表現するなら「就職はオワコン(終わったコンテンツ)である」です。その理由は、大学を卒業しても就職できない人が4割いて、運よく就職できたとしても日本の会社の平均寿命は7年しかないということです。これはかつてない状況で、今の若者の親世代は頑張れば就職できると思っている人が多いけれども、4割の人が就職できないというのはシステムの問題だと言えます。就職をめぐる状況がこのように変化したのはインターネットなどのおかげで私たちの生活が便利になったことにあります。例えばAmazonは私たちの生活を少し便利にして多数の書店を潰しました。

それなら就職できる勝ち組を目指せというのは狭い発想です。仮に正社員として就職できたとしても長時間労働や過重な仕事が待っています。そうした二者択一から抜け出すために恋愛という補助線が引かれます。

今回の話としてこういう展開なのは理解できます。しかし地域型ユニオンなどに入って労働条件を身の回りから少しずつよくするという選択肢も考慮に入れておきたいです。正社員は簡単に解雇できませんし、労働時間や有給休暇を活用することができます。

ネットワークの発展が変化をもたらしたという点では恋愛をめぐる状況も同じです。岡田斗司夫さんが引き合いに出したデータによると携帯電話の普及率と既婚女性の浮気率とは正比例しているそうです。生涯未婚率が4割を超えつつあるというのも就職の状況と似ています。

就職がオワコンであるならどうすればよいのでしょうか。そう、今流行りの3万円ビジネスです。3万円の仕事を10個、1万円の仕事を10個、無償の仕事を20個、マイナスの仕事を10個の計50個くらいの仕事をするというのが岡田斗司夫さんの処方箋です。

実は私自身かなりこれに近い生活をしています。英語、数学、小論文、心理学などをあちこちで教えることでいくらかの収入を得て、無償で労働相談を受けたりWebプログラミングの勉強をしており、京都アカデメイアの活動では交通費など持ち出しです。しかし50個というのは体力的にも時間的にも無理です。

第二部はお金の話です。こちらも結論は「お金はオワコンである」になるのですが、お金とはそもそもどのようなものかという説明がきわめてオーソドックスな形でなされました。お金は特定の目的を達成するためには回り道だけれどもわずらわしさから逃れることができるという説明です。例えばiPodが欲しければ新品を定価で買うほかに、中古で買う、友人から貸してもらう、友人から譲ってもらうなどの方法があります。友人から借りたりもらったりしたほうが安くつくし、使い方を教えてもらえるし、そのiPodをめぐる物語にも参与できるという利点があります。

就職をしなければならないという主な理由には食うためには金を稼がなければならないというものがあります。しかしこのように他の方法を探ればそれほどお金は必要ありません。「食うため」と言っても文字通り食うために使うお金や生活必需品に使うはそれほど多くはないというのが岡田斗司夫さんの主張です。

確かに文字通り食うために使うお金はそれほど多くないかもしれません。しかし私の場合だと自炊をする時間があまりないので月3万円はかかりますし、家賃や携帯電話代(仕事や日常生活を営む上での必需品)などを合わせるとそれなりの金額になります。税金や健康保険、国民年金を入れても年間300万円くらいあればとりあえず十分だとは言えます。この金額を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょう。

私たちはいかに無駄なものを買っているか、モノに執着しているかということを示すためにゴミ屋敷や大量販売のスーパーが引き合いに出されます。ゴミ屋敷はモノに執着するあまり周囲の立地条件まで下げてしまっていると言えます。大量販売のスーパーで玉子を50個安く買っても使い切れずに駄目にしてしまうことも多いでしょう。

ここはシンプルにそのモノをうまく活用できているかという「もったいない」の精神で考えてもよいかなと思います。

大正時代くらいには一人が働きに出れば15人くらいを養えたのに、最近では一人が一人を養うのがやっとの状態になってしまっているのが問題だということになります。お金は他人のために使えというのが岡田斗司夫さんの持論です。

そのことを示す具体例を岡田斗司夫さんがやっているクラウドシティというソーシャルネットワークから二つ出されました。一つはメンヘラーの女の子に対して自分ができるのはお金を出すことだけなのかと書き込んだ男性の例です。岡田斗司夫さんの答えは「そうだ、そういうときにお金を使え」というものです。もう一つはニートの弟といっしょに住んでいるけれども生活費は2万円くらいしか増えていないし家事をしてくれるからまったく問題ないという「愛されニート」という言葉を生み出した女性の例です。

どちらの例もリアリティがあります。ところがもし設定を少し変えてみるとどうでしょうか。メンヘラーのおじさんにその男性はお金を出そうとするでしょうか。街にいるその辺のニートが家事をするといってその女性は弟と同じように住まわすでしょうか。若い女性だ、血縁者だという要素が決定的な気がします。また、仮にそうしたお金の出し方が可能だとしても、お金を出してもらっている人が虐待されたり奴隷のように扱われたりする危険性があります。大正時代の家の例だと働きに出ている家長が横暴な振る舞いをするということもよくあったと想像します。

岡田斗司夫さんは政府の役割を過小評価していると私は思います。先のメンヘラーの女の子の例だと医療をとりあえず無料で受けられるところを紹介したり、生活保護の申請に同行することも周囲の人たちにできることではないでしょうか。

このあたりは第三部の勇者の話と重なります。勇者とは方々で困っている人たちを助ける人のことです。これからの職業で重要なのは技術や能力(Contents)と共同体(Community)と人柄(Character)の3Cです。その中でも人柄が大切だというのが最後の結論です。具体的には毎日5分を他の人のブログをほめたりtwitterでRTをしたりすることに費やすことから始められます。

話としてはだいたいわかるのですが、これだと養われるためにも職を得るためにもコミュニケーション力が大いに求められるなぁと少し憂鬱になります。

概要は以上です。ところどころ疑問はありつつも、大筋ではその通りだなと思いながら話を聞いていました。合理的にリスクヘッジを考えている反面で人に優しくしようという愛も感じたのがおもしろかったです。

最後に興味深い話をしてくださった岡田斗司夫さんと、『私たちは生涯、働かないかもしれない』という講演会を主催した器の大きい同志社大学学生支援課に感謝の意を表します。

合ケン。盛り上がりました!

 

こんにちは、むらたです。
なかなかスタッフブログを書くことができていませんが、最近の京アカは、ぼちぼち会議をしたりサイトのリニュウアル作業をしたり、読書会や勉強会をしたりと、それなりに地味に活動しております。

地味でない活動としては、先月に「異分野交流会」、今月に「合ケン。」を開催しました。
異分野交流会のほうにはわたしはほぼ顔を出せなかったので、詳しいことは書けませんが、京都大学新聞が記事にしてくださいました☆
http://www.kyoto-up.org/archives/1304

「合ケン。」は、阪大を中心に活動をされている「サイエンスルー」さんとの合同企画でした。
サイエンスルーのメンバー複数人が、短い時間で自分の研究内容を紹介し、皆でそれについて質問したり語り合ったり、という形式。
社会学、薬学、情報学、音楽(?)、とバラエティに富んだテーマで新鮮でした。
会の後の飲み会も、予定よりたくさんの人が来てくださって盛り上がりました。
お越しくだすったみなさま&サイエンスルーのみなさま、ありがとうございました。

それにしても、発表内容が面白かったのは勿論、Wさんの名司会ぶりに感心しました…!
Wさんの司会進行のおかげで、聴衆も互いに打ち解けられたように思います。
京アカには司会的な人材があまりいないもので、感嘆。(個人的にはそんなネクラの集い的な面が好きなのですが……ていうか、たぶん私が一番アレなのですが……。)

さて、今回は、「サイエンスルーがいつも阪大でやっている合ケンを京大でやる」という企画だったのですが、次回は、「京アカがいつも京大でやっている模擬授業を阪大でやる」企画です。
6月7日(火)を予定しております。近々、サイトに詳細をupしますので、そちらにも乞御注目。

京都市と左京区の大学地域連携事業

浅野です。

久しぶりのブログ更新です。京都アカデメイアの今年度の目標の一つに、地域での活動を行うということがあります。これまで何度かスタッフ間で公式、非公式に話し合ってきました。情報の整理をしておきます。

京都アカデメイアの理念には「学びの場を作ること」があり、学びの場が大学に限定される必要はないと考えております。よってささやかでも地域で学びの場を作ることができたらそれは京都アカデメイアの理念の実現になります。

また、焦点を大学に当てたとしても、京都にはたくさんの大学があり、一つの大学にとどまっている必要はありません。いろいろな大学の学生が交流できる場というのも意義があります。

前置きが長くなりましたが、話が具体化したのは左京区に大学と地域の相互交流促進事業があると知ってからです。そして調べていくうちに京都市にも学まちコラボ事業(大学地域連携モデル創造支援事業)があるのを発見しました。

肝心の活動内容はといいますと、アカデメイアカフェ(仮称)がいいなと思っております。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、哲学カフェやサイエンスカフェの取り組みを参考にしています。

京都アカデメイアでカフェを行うとすれば、単におしゃべりをするだけではなく、誰か担当者を決めて発表してもらい、それをもとに話し合うスタイルになりそうです。大学院生たちが専門的に研究していることと、一般的な興味とがうまく適合することを期待します。そうなるとテーマは担当者次第で大きく変わります。

まだこれだけでは計画がきちんと定まっていません。特に京都市の学まちコラボ事業に応募するのであれば、特定の地域に絞る必要があります。例えば、可能であれば、どこかの小学校(あるいは中学や高校)と提携するという道があります。

日程的には、京都市の学まちコラボ事業の締め切りが5月20日(金)、左京区の大学と地域の相互交流促進事業の締め切りが6月10日(金曜日)です。そろそろどうするのか結論をださなければなりません。

以上です。

110225作戦会議議事録

浅野です。前回会議の議事録を載せておきます。きれいに作成してくれたHさんありがとう。

○日時
2011年2月25日(金)18:00-20:30 @人環229演習室

○目的
京都アカデメイアの今後の方向性について、自由に意見を出し合う

○内容
1.Ust中継について
実現可能性が高く、ニーズもある。やってみたい。
ウェブカメラ、教室のネット環境等の準備が整えばすぐにできる。
現在もYou tubeにアップしていることを考えると、Ustに移行して損はない。

2.ラジオについて
やること自体は問題ない。内容として何をやるかを検討する必要がある。
考えられる形態:三条ラジオカフェ、ウェブラジオ、学内で公開収録、コミュニティラジオ
話を録音して音声ファイルをそのままHPにアップする

3.レクリエーション企画
定期的に人が集まることを維持するために、楽しいレク的な企画も必要。
まずは新歓で楽しい企画をしてはどうか?
具体的には…散歩or遠足、バーベキュー、キムワイプ卓球、徹夜100人おにごっこ、講演会や京大外でのセミナーにみんなで参加、大山崎のサントリーのウイスキー工場に行く、など

4.新歓について
とりあえず新歓をしてみて、その反応を見てみる。
→広報の効果の程度や興味をもってくれる人の層を知る機会になる。はじめはレクリエーション企画として楽しいことを、次に勉強会など。
必ずしも新入生を勧誘する必要はない。3,4回生や院生もターゲットに。
問題点など…
・新入生がたくさん来たら対応しきれない。
・ビラを置く程度のことはできるが、大々的な新歓をするほどのマンパワーはない。
・普通のサークルと同じ新歓をすると、普通のサークルみたいになってしまわないか?

5.団体の形態について
サークルまたは学生団体の形態をとってはどうか?→現実的にはかなり難しそう。
・公式な団体という形態をとることのメリット
…部屋を借りるときに便利、新歓時に枠を取りやい、事務などからの協力を得やすい、予算をとれる可能性がある、雑誌を出す場合には法人格は必須
・デメリット
…所属する人の管理をきちんとやる必要が出る、模擬授業だけに参加する人が参加しにくくなる、ミーティング等を定期的に行う必要が出る、社会人の方が参加しにくくなる?

6.コラボについて
・造形大
発明塾
・人環フォーラム
・山の学校
・地域と

7.アカデメイアアワー
twitterやSkype、チャットを使い、時間を決めてリアルタイムで質問に答える。
→発展させてスカイプ読書会、遠隔の教授と読書会などの企画もできる。
カフェ等で第○の●曜日に対応する人が△人いる、という体制を作り、定着させる。
院生が答えられる範囲でいいからちょっとした質問に答えてほしい、というニーズがある。
メリット:大学以外の一般の人にも場を提供することができる。
問題点…実際にその場で質問に答えられるか?すべての分野をカバーすることはできない。

8.講演会企画について(NF含む)
昨年度のテーマを引き継ぐかたちでやるのがいいのでは?
年に一度、このテーマを考えるイベントをもつことは、京アカの趣旨にも合致する。
前期・後期に1回ずつ講演会を実施 …担当者の立候補が出れば実現可能。
↑年に2回開催することでクォリティが下るのであれば、NFで年1回の開催にするほうがいい。

9.後継者問題
現在のスタッフが卒業したとき、引き継いでくれる人が出てくるか?
誰も後継者がいなかった場合は解散、やりたいという人が出てきたときに引き継げる体制にはしておく。
今回の作戦会議でリストアップした「やりたいこと」をすべてやろうとすると人手が足りない!

10.活動場所について
どこかにPCの使える事務所的な場所が欲しい。
社会人としても休日に研究できる場所がほしいというニーズがあるかもしれない。

11.その他提案など
・関西の教授に数人でインタビューに行く→文字起こししてHPにアップする
…関西の知的リソースの発掘、雑誌を作る際のコネ作りになる

・社会人に開かれたことをやりたい→土日の企画
院試の勉強会をやってみたい。
…院進学希望者のニーズもあり、教える側の経験にもなる。楽しい企画も必要だが、カタイ企画もほしい。

・社会人になっても勉強を続けたい。
リアルタイムで自分の読んでいる本のわからないところに対応してくれるような人がほしい。

・会員の便宜を図るような、相互扶助的な組織形態をとることもできる。

・学校を作りたい、ぐらいの野望はある。オフィスの一室を借りて授業をするぐらいはしてみたい。
→院生のお小遣い稼ぎにもなり、教えるという経験の場にもなる。
You Tube用に15分間に切り取った授業を作ってHPにアップする。

山の学校×京アカコラボ

むらた(すたっふ)です。
3月の模擬授業: 京アカ×山の学校コラボ企画に参加してきました。
http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/seminar.html

山の学校は、北白川にある「小学生から大人を対象とした新しい学びの場」。
名前の通り、ほんとうに街を一望できる高台にあります。(夕陽がすばらしい。)
ふだんは幼稚園として使われているので、参加者はみんな、園児用のちっちゃいかわいらしい椅子にぎうぎう座ったのでした。

今回は「学びの夕べ」と題して、「調査研究の夕べ」(by浅野講師)と「経済学の夕べ」(by百木講師)の二本立て。
浅野さんは、文章を書いたりホームページを作成したりするにあたっての、資料探索の方法を詳しく教えてくれました。
その際の資料は京アカサイトにあがっていますが(http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/mogijugyo08a.html)、知ってそうで知らない情報もたくさんあり、役に立ちました。これから調べたり書いたりする機会が増えるであろう中学生たちも興味深そうでした。
専門家でなくても自信をもって発言しよう!ということばにぐっときました。
百木くんの話は、日本の経済の現状とこれからについて。私のような経済オンチにも非常によく分かる簡潔な説明で有難かった。
日本経済の現状を示したうえで、これからどうする? というさまざまな議論を、大きくいくつかの立場に分けて整理。最後は、聴衆みんなが、どの立場に一番共感する? ということをわいわい話し合いました。

聴衆は、中学生から大学生、社会人と、10代から年配の方まで、まったくばらばらでしたが、リラックスした雰囲気で自由に発言でき、楽しい会になっていたと思います。普段なら交流のないような人同士であったことも、余計面白かった。

様子はまた、youtubeにupされる予定です。

サイエンスルー(scienthrough)さんとの顔合わせ

浅野です。

2月8日にサイエンスルー(scienthrough)さんと阪大でお話をしてきました。参加者はそれぞれの団体から5名程度でした。以下の叙述はあくまでも個人的なまとめです。補足や訂正があればよろしくお願いします。

事の発端は昨年末にサイエンスルー関係者から京都アカデメイアにメールが届いたことです。後で聞いたところによると、他の大学に似たようなことをしている団体はないかとインターネットで検索しているうちに引っかかったとのことです。このようなことがあるなら、SEO(サーチエンジン最適化)をもっと真剣にやったほうがよいかもしれません。

今回が初めての話し合いだったので、お互いの団体がどのような活動をしているのかという紹介が主でした。京都アカデメイアからは次のスライドを使って紹介をしました。

スライド(PDF)

サイエンスルーさんは2007年9月に大阪大学コミュニケーションデザイン・センターの集中講義を受講していた学生が、科学と社会とのつながりをもっと意識しなければならないと感じて団体を立ち上げたのが始まりだと聞きました。当初の活動は、

1.サイエンスカフェ
2.アウトリーチ活動
3.キャリアセミナー

の三本柱だったのが、現在では

1.合ケン(5分で自分の専門分野の研究発表をする)
2.ビブリオバトル
3.季刊誌

の三本柱に移行してきたそうです。その移行にはっきりとした理由があるわけではなく、活動内容がメンバーの自主性に任されている結果のようです。サイエンスルーさんの活動の詳細は以下の報告書をご覧ください。

報告書(PDF)

京都アカデメイアとの類似点は

・総合的な知の追求(専門分化しすぎている現状への危機感)
・メンバーの自主的な企画

だと思います。逆に相違点は

・公的な(大学や行政の)基盤がある
・地域との関わりがある

の二点が大きいと思いました。阪大では大学として総合的な知の追求を目指しているようです。副専攻のような制度がそれなりに機能していると聞きました。また、地域との連携も密で、サイエンスルーさんが直接主催しているのではなくても、石橋キャンパスプロジェクトといった企画もその周辺で行われています。公認の学生団体として登録もされているそうです。

他方で京都アカデメイアのほうはこれまで自主的にあちこちで行われていた読書会などが母体となっています。また、キャンパスが比較的密集しているのでいろいろな学部から集まりやすいというキャンパスの特徴もあります。京大でもサイエンスカフェやビブリオバトルが盛んに行われているようです。自分たちはそうした近くの試みや団体を知らなさすぎると反省しました。

今後の展望としては5, 6月くらいに共同で何かをしようということになりました。何の企画をするにせよ口コミの参加者は重要で、その点でお互いに協力できそうです。

というような話をしてから飲み会に行きました。北千里の「栄ちゃん」という店はとにかくすごかったとだけ言っておきます。

参考:必見!とにかく豪快、愉快な名物炉端焼『栄ちゃん』(北千里 炉端焼) –
FEEL,Feel,feel – Qblog(Qブログ)

最近の諸々&数学企画

(むらた)です。
ひさびさのスタッフブログです。

ぼちぼちと梅の花が咲くころですが、
ここのところ京アカ周辺もにぎやかですね。
3月には、「山の学校」とコラボ模擬授業決定!ということで、こちらの詳細についてはホームページをご覧ください。

まだブログにあがっていない最近の話題としては、

・「理系」×「文系」ワークショップ
・第七回模擬授業「ロマン主義から決断主義へ」→Youtubeにupしました。
・阪大の「サイエンスルー」さんとの顔合わせ(と飲み会)

などでしょうか。
これらには、わたしは参加できていないので、参加したスタッフがまた様子を書いてくれればと思います。
ホームページもちょこちょこ更新されています。

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わたしが近頃参加している企画は、「数学企画」ですが、こちらも地味ながら盛り上がっております。
わたしは典型的なブンケイなので、普段目にしない数式や「結び目理論」の話、「(実数だけでなく)虚数を考えるとすべて丸くおさまる!」などなどのお話に、ヨク分からないながらも毎度興奮してしまいます。
高校時代、数学の授業で、初めて「虚数」が登場したとき、数学すげー!!虚なのに数って! とぶわーっとなったものですが、そのときのぶわーっを思い出します。

1226数学企画(イントロダクション)

浅野です。本日の数学企画の報告をします。

午前10時に付属図書館前に集合し、図書館内の共同研究室でこの数学企画のイントロダクションを行いました。部屋にはホワイトボードもあり、なかなか快適です。強いて文句を言うなら机が円形だったのでやや板書を写しづらかったことくらいです。

まず一通り自己紹介をした後、Mさんが指定テキスト(キャンパスゼミシリーズと『「無限と連続」の数学』)の説明を軽くして、その流れで数学という分野の大まかな見取り図を書いてくれました。それによると今回私たちが学習する微分積分と線形代数は幾何・解析・代数という数学の三本柱の土台となるものです。きちんと学べば経済学や工学では胸を張ってよいし、数学系の学部2, 3回生くらいのレベルに達するそうです。

後半は数3Cに属する事柄の確認を行いました。行列では四則演算まで導入できました。積がやっかいなので、その計算方法に慣れることが当面の目標です。微分では三角関数や指数・対数の微分、合成関数や積の導関数が最初の道具になります。これらについて、グラフを描きながらイメージをつかみました。

というところで時間になりました。ですのでやはり本格的な始動は年明けからです。本日参加できなかった人もご安心ください。

次回は微積、線形とも第1章を取り上げる予定です。担当を割り振って、その人に説明をしてもらい、数学に詳しい人に適宜補ってもらう形で進めることにしました。

日程は1月14日〜18日、24日〜26日あたりで調整することになりそうです。1月の上旬に改めて日程を確定させましょう。その際はご協力をお願いいたします。

終了後は昼食にカンフォーラへ行きました。「量子力学に一度は打ちのめされる必要がある」といった、普段は聞くことのできないような話が聞けました。

数学企画のご案内

浅野です。

大学数学を学びたいという声があがり、このたび数学企画が実現する運びとなりました。大学数学を学び損ねた人がその世界に触れようというコンセプトです。最初の取っ掛かりとして「キャンパスゼミ」シリーズを用いて必要に応じて数ⅢCの内容を補いながら進めていく予定です。数学に詳しい人に参加してもらう予定ですので、発展的な内容も学べると思います。

12月26日(日)の午前に初回のイントロダクションの会を開き、年明けから本格的に始動します。興味をもたれた方は「数学企画」のフォームメール(メールのアイコンをクリックすると開きます)からご連絡ください。