京アカ批評鍋 第17弾 開催決定

 

京アカ批評鍋 第17弾の開催が決定しました。
今回取り上げるのは『失踪の社会学』( 中森弘樹著、2017年、 慶應義塾大学出版会 )。

<失踪とは何か。
その不条理さ、不可解さ、やりきれなさは、何に由来するのか。

現在でも日本国内で年間に数千件規模のペースで生じている隠れた社会問題、失踪―。
失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、あなたや私がそこにいる、
という一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。 > (内容紹介より)

日時 : 4月28日(土)19時~21時(予定)
会場 : 北大路 ゲストハウス・カンノコ(京都市市営地下鉄烏丸線 北大路駅スグ)
参加費無料(参加無料ですが、鍋代としてカンパをいただければ有り難いです。)

今回は著者の中森弘樹氏にもご参加いただきます。
ご興味のある方はぜひこの機会に。

このイベントは、参加者と鍋を囲みながら、毎回一冊の本を取り上げて
感想などを言い合うという会です。
お問い合わせなどはこちら。
kyotoacademeia(at)gmail.com (at)を@にして送信。

これまで取り上げた本

 

正しい本の読み方「週間 京都アカデメイア塾」No.01

大窪善人

学びの愉しさ、面白さをお伝えしていく番組「週間 京都アカデメイア塾」がスタート! 第1回目のテーマは”正しい本の読み方”。
京都アカデメイア塾講師の大窪と生徒のかをりさんと考えていきます。
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最近の読書会

超おひさしぶりです、村田です。ブログを書くのは以前に聖書読書会の話を書いて以来かもしれません……。何してたんやという感じでありますが、最近やっと、その読書会が一段落しました。

 

聖書についてほぼ知識のない者たちが集まっていた聖書読書会、新約の福音書に始まり、黙示録を読んだり、ルターに寄り道したり、旧約も読んでみたり……と、途中詳しい人が参加してくれたりもしつつ、参加者の興味の赴くまま色々読みました。

 

とりわけ興味深かったのは旧約の「ヨブ記」でした。神様、というと一般に、いいことしたらご加護をくれて悪いことしたら罰を与える、みたいな存在としてイメージされていると思いますが、そうした因果を超えた神の概念が分かりました。(あと個人的には、ヨブの友達の冷たさが興味深かったです。わけもわからずひどい目に遭っているヨブに、「いや、お前がなんか悪いことしたからとちゃうんか?」みたいなことを言う役回りなのですが、理不尽な目に遭ってる人へのこうした反応って現代でもリアルだなあ……と。)

 

で、ここから、ユングに『ヨブへの答え』という著作があるのでそれを読んでみよう、ということになったのですが、寄り道のつもりで読み始めたらばこれが難物で、一年くらいかけて読み終えたのでした。ユダヤ・キリスト教についての知識と、ユングの思想についての理解、どちらもたいしてなかったので、皆で「こういうことかな?」「こういう意味ちゃう?」とああだこうだ言いながら読み、終盤でようやく、ユングが、核の時代(※執筆されたのは第二次大戦後)において人間は己の持つ力にどう対峙すべきか、という問題意識で以てこれを書いたらしい、という意図がみえてきたのでした。

 

さて今は、聖書に続く「有名だけど読んでない/一人で読みづらいものを読む」シリーズとして、源氏物語読書会が続行中です。毎回いろんな現代語訳で、ときどき原文も参照しつつ、読んでいます。まだ源氏は17歳、空蝉、六条御息所、夕顔、といろんな女性たちと出会い始める頃です。現代であれば明らかにクズ男と呼ばれるであろう言動に毎回呆れつつ、「現代の価値観ではこうだけど、当時はどう受容されたのだろう」と話し合ったりしています。毎回参加者から、思いも寄らんかった視点を教えられるのも面白いところ。文化人類学者・レヴィ=ストロースが源氏論を書いているらしく(知らなかった!)、その解釈によると、源氏が書かれた時代は価値観の転換期でありそれが物語に反映されているのでは?とか。また、あまりにも初歩的なことにハッとしたりとか。(当たり前だけど「ああ、当時は電気がないんだなあ」とか……古典を読んでいると、ついつい現代の感覚で読んでしまっている自分に気づきます。)

京アカMLに登録されている方には読書会案内を流していますが、毎回直前の案内だったり、開催場所が京都だったり大阪だったり、変な時間の開催だったりと、気になっていながら参加しづらい、という方がおられるのでないかと思います、すみません。気楽な勉強会ですのでもし都合がつけばふらりといらしてください。

京都アカデメイア塾紹介動画

浅野直樹です。

 

年度替わりということもあって、京都アカデメイア塾の紹介動画をいくつか新しく作りました。

 

MBA総合個別指導 – 京都アカデメイア塾

 

TOEIC・TOEFL英語 – 京都アカデメイア塾

 

労働法入門 – 京都アカデメイア塾

 

英語入門 – 京都アカデメイア塾

 

英語の本を読む – 京都アカデメイア塾

 

 

 

2018(平成30)年京都府立高校入試解答速報

浅野です。

 

一昨日に行われた2018(平成30)年の京都府立高校入試中期の数学と英語を解いてみました。

数学は15分ほど時間を延長したものの、初見で全部解くことができました。

数週間前に行われた前期試験は以下です。

やはり前期のほうが難しいですね。

 

 

3月17日(土)「アジール空堀」での講演のお知らせ(舟木)

京都アカデメイア会員の舟木です。イベントのお知らせをさせていただきます。

3月17日(土)の午後、大阪で開催されるイベント「アジール空堀」で私が講演することになりましたので、お知らせいたします。定員35名、参加費1200円です。講演の後の食事会は定員20名、2500円です。

講演は大阪府社会福祉会館(大阪市中央区谷町7丁目 tel 06-6762-5681)にて、開場13:45、講演14:20~16:00 、質疑16:10~16:50です。食事会はビストロギャロ(大阪市中央区瓦屋町1-1-1 tel 06-6762-1016)にて、17:30~です。

お申し込み・お問い合わせは舟木 nafuko*hotmail.com まで。どなたでもご参加ください。(*に@を入れてください)

「アジ―ル空堀」とは、世話人の橋本康介さんを中心とするメンバーが月1回、大阪の空堀通り周辺で文学や思想、芸術などに関連したイベントを開催し、料理とお酒を楽しみながら世代を超えて交流する大人の文化サークルです。これまでには、労働問題研究の第一人者である熊沢誠さん、歌人の道浦母都子さん、詩人の金時鐘さん、浪速の歌う巨人パギやん(趙博)さん、ちんどん通信社の林幸治郎さんなど、錚々たる顔ぶれが出演されています。楽しい仲間が集まる自由な空間、という意味で橋本さんとお仲間が漠然と「アジール空堀」と命名したそうです。

昨年秋に「アジール」でネット検索して出てきたこのイベントに「何だこれは?」と思いながらとりあえず参加し、橋本さんに「私、アジールを研究している者ですが…」と自己紹介すると「じゃあ、今度このイベントでアジールについてレクチャーしなはれ!」となった次第です。アジールとは何か、アジールの歴史と諸形態、現代におけるアジールの可能性、などについて、わかりやすくお話しさせていただこうと思っています。多数のお越しをお待ちしております。

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トークイベント「ハンナ・アーレントとハンス・ヨナスの思想」のお知らせ

百木です。京都アカデメイアのイベントではないのですが、ひとつ宣伝させてください。
私事ですが、このたび、博士論文を元にしたアーレントのマルクス:労働と全体主義』という単著を上梓いたしました。アーレントの二つの主著『全体主義の起源』と『人間の条件』の間を繋ぐミッシング・リンクとして、アーレントのマルクス研究・批判を読解する、という内容です。そこから「労働と全体主義の親和性」を思想的に明らかにすることを試みました。
この出版に関連して、1月に『ハンス・ヨナスを読む』を上梓された戸谷洋志さんと出版記念トークイベントを開催することになりました。アーレントとヨナスはともにハイデガーの弟子であり、ナチスのユダヤ人迫害を逃れて米国へ亡命した思想家であり、また生涯をつうじた友人でもありました。ヨナスはこれまで日本で紹介される機会は少なかったのですが、若手研究者の戸谷さんが積極的に紹介を進めています。
予備知識不要、本を読んでなくても大丈夫ですので、ご関心とお時間が合う方は、どなたでもお気軽にご参加ください。

場所 TKPガーデン東梅田 ミーティングルーム7C
料金 1000円(当日現金精算) 定員 20名
申込方法 ウェブフォームまたは清風堂書店さん店頭、電話にてお申込み下さい。
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第4回 京アカゼミ「アジールの現在と未来」レビュー!

 

 
昨年から始まりました、京都アカデメイアの会員による持ち回り形式の自主ゼミ企画、京アカゼミも、今回で4回目を無事迎えることができました。

今回は、去る2月24日の総会後に、10名弱の方にご参加いただき、会員の舟木徹男さん(龍谷大学非常勤講師)から「アジールの現在と未来ー網野善彦の無縁論をどう読むか?」と題してご報告いただきました。 続きを読む

京アカゼミ東京出張編 関連書評記事

京アカゼミ東京出張編「政治哲学入門ゼミナール」では、NPO法人京都アカデメイアのウェブサイト上に掲載されている書評コーナーと連動させて、企画をおこなっています。3月3日のゼミナールでは、ふたつの文献(合田正人『入門 ユダヤ思想』と菊池章太『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム』)が輪読対象として指定されていますが、くわえて、上記のウェブ上にある書評記事を題材にしながらディスカッションを深めていくことができればと考えています。以下に指定の書評記事を事前に読んでくることで、当日の議論をより深く楽しむことができると思いますので、ぜひともチャレンジしてみてください。

 

【必修篇】

(1) ヘブライズムとヘレニズムについての基礎教養を身につける

http://www.kyoto-academeia.sakura.ne.jp/index.cgi?rm=mode4&menu=book_review&id=94

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